身近にいる攻撃的な人への超効果的な対処法

    身近にいる攻撃的な人への超効果的な対処法
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    攻撃的な人とは「この世で自分がいちばん偉い」と思い込み、些細なミスを大げさにあげつらう人。鬼の首でも取ったようにいつまでもネチネチとイヤミを言う人。場所もわきまえず、露骨に失礼な態度を取る人。揚げ足取りでしか自分の立場を守れない人。

    著:片田 珠美
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    もし身近にそんな攻撃的な人がいたら、腹も立つし、神経が酷く消耗し、深く傷つきます。

    どうかすれば相手の挑発に乗って、思わず言い返したくなる時もあるでしょう。

    でもそれだけは、断じてしてはいけません。

    ではどうしたらいいのでしょう。この記事では攻撃的な人に対する超効果的な対処法をお教えします。

    Contents

    ブッダに学ぶ対処法

    以下はブッダの教えです。

    「あなたが家で客人に差し出した食事を、もしその客人が食べなければ、その食事は結局あなたのものになるだろう。
    それと同じように、私はあなたが差し出した悪口を受け取らない(食べない)。
    その悪口は、差し出したあなたのものだ。そのまま持って帰るがよい」

    上記の言葉で考えるなら、悪口や攻撃的な態度は毒入りの食事と同じです。

    毒を食べれば体を壊す。そんなことは誰だって知っているから口にすることはしません。

    だから、箸をつけずに残しましょう。絶対に受け取ってはいけません。

    毒入りの食事同様、攻撃的な人へのもっとも効果的な対処法はそれしかありません。

    もちろん同じ食卓を囲まないようにする工夫(離れること)も必要です。でも相手が身近にいれば、望まなくてもそんな機会に遭遇する可能性はあります。

    もし不運にも同じテーブルについてしまったら、”毒”を受け取らないことだけを心がけるのです。

    攻撃の仕方でその人の恐怖がわかる

    攻撃的な人は自分の中に抱え込んだ大量の毒を、どう解消していいのかわからない状態にあります。

    自分の嘘など全く通用しない、思いどおりにならない相手への怒り、嫉妬、苛立ち、無力感、過去に受けた不当な扱いに対する恨みなど、毒の内容は個々に違います。

    でも共通するのは攻撃したい相手に対して「自分の立場を脅かすかもしれない人」という、恐怖を感じています。だから相手にその毒を分け与え、自らが抱え込んだ不安を少しでも軽くしようとしているのです。

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    例えば些細な事で相手の非を攻め立てるという行為、それは、相手に罪悪感という毒を植え付けるのが目的です。それをわざわざ人前でやる相手の目的は

    • 周囲に対して相手の落ち度を明かし悪者にしたてたい
    • 自分の正当性をアピールしたい
    • 相手に恥をかかせていたたまれない思いをさせたい
    • つっかかりたい・挑発したい
    • 自分が上であることを証明して自尊心を取り戻したい

    といった狙いがあります。

    しかしそれは世間一般の感覚では逆効果です。当人の陰険さが浮き彫りになるだけでなく、それまで無関心だった周囲の関心を呼び込むからです。

    しかしその場の勝ち負けしか頭にない当人は、それがわかりません。だからそれを逆手に取り、周囲の目を利用しましょう。

    見る人が見れば、自分に罪悪感がないなら最初からそんなことをする必要はないと容易に判断できます。動物だって恐怖がなければ、攻撃なんてしませんから。

    「受け取る」とはどういうこと?

    問題は、どうしたら相手の毒をそのまま相手に持ち帰らせるか?ということですよね。

    華麗にスルーして、振り上げた拳のもって行き場がない状態に仕向けるのが最初のステップです。このときは一切反応しない、取り合わない、言わせておく、感情を乱さないなどとり乱す素振りを見せてもダメです。「同じ土俵に立ったら、反応したら、関わったら負け」くらいに思っておきましょう。

    相手の攻撃に思わずカッとなって言い返すなんて、それこそ相手の思うツボ。絶対にしてはいけません。まずは怒りを手放すトレーニングをしていきましょう。

    相手にされないことがいちばん悔しい

    そういう人は理由やきっかけなんてどうでもいいのです。頭に血がのぼり、攻撃することだけが無意識の目的になっているわけですから、いくら攻撃しても相手から何の反応もない、相手にされない状態がいちばん悔しいのです。

    そんな時はきっと自分の存在そのものを否定された気分になり、バカにされた、おちょくられた、相手にされなかったという心境になっているはず。だからもっともっと、より一層悔しがらせて冷静さを失わせてあげましょう。

    その姿を見て周囲はドン引きするはずです。そういった理由から徹底的な無視がもっとも効果的です。

    もっとも効果的な無視とは?

    無視といっても「私はあなたを無視してますよ」という相手にわかるような無視ではなく、相手の存在そのものが最初からこの地球上に存在しないくらいの無視が相手にとってはいちぱん屈辱的なはずです。「無視」というよりはむしろ「無関心」という表現の方が適切かも。

    そのくらい相手の存在を徹底的に”無”にしてしまえば、あなた自身の心の平穏も守ることができます。

    反応しないのが効果的な理由

    思い通りにならないからと道路に寝転んで地団駄踏んでいる子供を思い浮かべてください。「反応する」というのはそれに根負けして悪ガキの言うことを聞いたり、その場を早く収めようとして怒鳴りつけるのと同じです。

    この手の悪ガキは怒鳴りつけられれば「可愛そうな自分を見て」とばかり、同情を求めてさらに泣きわめきます。

    目的がそこにあるため周囲にいるおせっかいな人たちから同情めいた甘い言葉のひとつもかけられれば、「してやったり」とばかり、さらに感情が高ぶり手がつけられない状態になります。

    でも一切反応しなければどうでしょう。そのまま放置すれば、やがて疲れて諦めるか、周囲に呆れられるか…。ひとりで勝手に騒いで泣いているんだから、笑われて恥をかくことはあっても、同情されることはありません。無視が一番効果的というのはこういった意味からです。

    もしかしてここまで読んで「わかっているけど、それができれば苦労しない」と思いました?

    でも私、それができたのです。しかも、かなり効果的に!

    これ以降は体験談です。

    大人と思うな!出来損ないのガキと思え!

    ここしばらく私を悩ませている人物は、元・小学校教師。

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    これが教師だったというだけで呆れるし、恐ろしくもあるのですが、突然血相を変えて私につっかかってきました。

    数日前、返事のしようもない、取るに足らない報告のメールをもらいました。こちらが返信をしないでいたら、顔を合わせるなり凄い剣幕で私にこう言いました。

    「みんなは返事をくれたけど、返事をよこさなかったのはあなただけ!」

    しかもそれをしつこく二度も繰り返す執念深さ。これ自体がその人の性悪さ・幼稚さを露呈していることに、本人は気づいていません。

    ただその時の顔は「言ってやったぜ」という顔ではなく、脅かされいる人の顔つきに見えました。目が血走った、危ない人の顔でした。

    「また始まった」と思い、軽〜く「あら、そう。だからナニ?」と、ひとこと。

    その瞬間相手は拍子抜けし、呆気に取られた表情をしてました。私が何か言い返してくるのを待っていたのでしょう。

    それを見て、相手の攻撃を封じ込めるにはこれしかないと確信しました。私はすぐさま話題を変え、何事もなかったかのように表情も崩さず、他の人と楽しく談笑しました。

    私にスルリと交わされた元小学校教師は、当然その輪に入ることもできず、どことなく寂しそうにしていました。

    「攻撃のチャンス!」とばかり後先考えずに攻撃したはいいけど、あっさり肩透かしをくらう結果に終わりました。きっとプライドがズタズタに傷ついたことでしょう。

    繰り返します。徹底的に無視をして拍子抜けさせましょう。

    頭に血を上らせて、卑小な姿を公にすることが目的です。

    人前で晒すのが一石二鳥

    何がよかったって、みんなの前で性格の悪さを晒せたこと。

    常に「正しい良い人」でありたいのに、そうではない自分の本当の姿を知っている私が邪魔でしかたがない。だからイヤミたっぷりにどうでもいいことを大げさにあげつらって、私の印象を悪くしようとした。

    一方私はそれに対して感情的にならずに、無視という大人の対応をしたことで、一枚上手の印象を与えました。

    異常なまでに世間体を取り繕う割に、こんな風に人前で毒づく性悪さを平然とやってのけるということは、感情のコントロールができない、幼稚な内面を持ち合わせている証明。

    幼稚な人はカッとなれば、後先を考えずに衝動的な行為をします。

    それを逆手に取り、人前で晒すチャンスを数多く作れば結果的に勝ちに繋がるのです。

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    私は一切関わることなく、自分の手を煩わせることもなく、みんなの前で化けの皮を剥がすことに成功したわけですから、一石二鳥じゃない?って思いました。

    それまで「どう対処したらいいのか」と、日々頭を悩ませ答えを模索していました。

    でもようやく一筋の光が見えたように感じました。答えはかんたん、人の目がある状態の中で勝手に自爆させればいいだけです。

    挑発に乗せられることなく一切相手にしなかった自分を褒めてあげたい気分にもなりました。

    【追記】後日談ですが、盛大に自爆させることに成功しました。

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    最後に

    毒を本人に持ち帰らせるというのはこういうことです。

    こんなことばかり繰り返していれば、やがていつの日か自らがその毒で苦しむようになっても、周囲は助けなくなるでしょう。あえて懲らしめる必要はないけど、懲りる状態に持ち込むことを考えればいいだけです。そうそう、ブッダはこんな言葉も残しています。

    怒りで誰かを懲らしめてはいけません。最後には必ず、その怒りにあなたが罰せられることになります。

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