いい人ぶっても無駄!その裏表の激しさ、周囲にはバレバレですから

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    自己愛性パーソナリティ障害の人はとても外ヅラがいいことで知られています。その理由は「このように行動したら好印象を受けられる」という自己演出を怠らないからです。

    そのおかげで世間的な評判はよく「明るくてハキハキしてて場の中心」との印象を持たれますが、その裏で、バレないように上手く立ち回りながら気に入らない人に対して徹底的に嫌がらせをします。

    しかし本当にバレてないのでしょうか?

    私はバレてないと思ってるのは本人だけで(しかも自分はまともだと思ってる)、ごく身近にいる人ほど意外と早い段階から本来の人間性を見抜いているのではないかと考えてます。

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    偽善者じみた行動・正義感の強い振る舞いが多い

    自己愛性パーソナリティ障害の人は、賞賛されたい・愛されたい・受け入れられたいという欲求と、理想的なグループに所属して理想の立場を得たいという欲求がとても強いので、そう見られるように計算づくで正義感の強い振る舞いをします。

    それらを細かくチェックすると、どこか偽善者染みていると感じます。

    テンプレ通りの優等生発言をするけど、その発言は軽くて白々しい。心がこもっておらず上っ面だけ。自分の得になることしかしない。調子の良さしか感じないなど、「どうすれば好感度が得られるか」ばかりを意識したものであることに気づきます。

    新しい環境に飛び込んだときなどは持ち前の愛想の良さをフル発揮するので、早い段階から周囲に受け入れられます。

    操作的な親しさアピールと計算づくの行動のおかげで信頼を得るのも早く、あっという間に人気者になります。

    反感を買ってることを本人だけは理解できない

    しかしみんながみんなそう思ってはいません。自己愛者は時間をかけて人と深い信頼関係を築けないので、他者との境界線を無視して馴れ馴れしく接してきます。

    そのため好かれるのも早いけど、身近にいる人を起点に裏の顔の存在に気づく人も、割と早い段階から出てきます。

    「なんか抜け目なくて調子がいい」
    「いい人かもしれないけど……。ちょっと癖があるように感じる」
    「口が軽い」

    常識で考えれば自己アピールばかり繰り返して、人との境界線を無視してぐいぐい入り込んでくる人に警戒するのは当然です。

    しかし他者と自分の距離感が曖昧な自己愛者にはそれがわからないのです。

    一方気づいた側も初期段階ではその警戒心を他人に明かすことはしません。何かトラブルがあったときに表面化するかもしれませんが、一般的には個人の感想として胸に秘めておくでしょう。

    身近な人は薄々気づいていたとしても、もっと広い範囲で言えば、この時点ではまだ「明るくていい人」と思われていて、悪い評判は少ないはずです。

    有力者に取り入ると裏の顔を表す

    裏の顔が表面化するのは自己愛者が格上の人から信頼を得られたときです。

    自身の評価に影響を与える人物に近づき、持ち前の愛想の良さをフル発揮して媚びへつらい、信頼を得られたと思えば態度が一変。なんの実績を出してなくても自分が偉くなったとかんちがいして、格下の相手に対していきなり横柄になります。

    そうなると自己愛本来の「自分は特別な賞賛を受けるに値する特別な人間だ」という態度を隠そうとしなくなるので、「あの人、なんか偉そう」「わけもなく自信満々」と言われることも増えていきます。

    こうして少しずつ本来の人間性が身近なところからバレていきますが、ごく浅いつきあい——たまに顔を合わして挨拶を交わす程度の関係なら、相変わらず良い人に映っているでしょう。

    ターゲットには本来の顔を剥き出しにする

    すっかり自信をつけると強気な態度が目立ってきます。

    利害が絡む人やトラブルになった人に対しては敵対心を剥き出しにするし、特別なトラブルがないような相手でも、「いじめてもいい相手」と(勝手に)見なせば本性を隠そうとしなくなります。

    そうやって自分自身の影響力や強さを確かめて喜びを得ようとしているのです。また格上であっても「ないがしろにしてもいい人」と判断した相手には、ぞんざいな態度で接します。

    周囲の人を自分勝手にランク付けして態度を変えるのが自己愛者の特徴です。自分にはその権利があると思い込んでいるから平気でそれができるのです。

    これらは全て人間性の問題で、自分の抱えたストレスや、ストレスがなくても誰かを笑い者にしたい、自分に服従させたいという快楽のために弱者をいたぶるサディスト的な要素がなければここまで豹変しません。

    心ある賢い人にはバレバレ

    それを周囲はどう見ているかといえば、私の経験で言うなら心ある人はそれも含めてみなわかっているようでした。

    周囲は自己愛がターゲットをいじめている事にすぐに気づいて、さりげなくフォローしたり、影ながらエールを送ったりしてました。

    被害者はこれを見逃さない事が大切です。

    自己愛に付き纏われると、それだけで精神的なゆとりがなくなるため、周囲のフォローに気づくことも難しくなりますが、後から考えると「あれは援護だった」と気づきます。

    「孤立無縁ではない。自分には味方がいる」という気づきがあるのとないのとでは大違いです。孤独感に苛まれると周囲がみな敵に見えてしまいますが、心ある人は必ずいます。それを心の糧にしましょう。

    最終的には自爆する

    残念ながら賢くない人には相変わらずいい人に映っているかもしれませんが、身近な人ほど初期からの、しかも短期間での変化を目の当たりにしているので、もうこの段階になれば、かなりの人は本来の姿に気づき、苦手意識を持つ人も増えてます。

    少し前までは「やる気があって頑張ってる」と評価してた人も、傍若無人な言動が鼻につくようになってからは、「なりふりかまわず人を押し退けて蹴落とすことしか考えない」と、批判的な見方をするようになっていきます。

    どう取り繕っても相手はいい人の仮面を被った悪魔です。悪魔がいつまでも人間界で生きていられるかといえばそうではなく、時間の経過とともにいつか必ず化けの皮は剥がれます。

    そうなれば自己愛者が望む特別扱いが減り、そのストレスから自爆とも取れる理解不能な反応が増え、結果、自己愛の方が退散というステップを踏んでいくはずです。

    自爆させるには?

    人前では自信たっぷりに振る舞いますが、自己愛は本当はコンプレックスでいっぱいです。それをさまざまな努力で補ってプライドを保つ人もいます。そのプライドが打ち砕かれた時ほど本来の弱さが露呈します。

    そういった性質を利用すれば、よりスムーズに自爆させる事ができるかもしれません。わざわざ陥れようとしなくても、ただ自爆する方向へ計画的に導いてあげさえすればいいのです。

    まとめ

    STEP
    初期段階

    あっという間に人気者

    ただし早い段階から身近な人に違和感を与える

    STEP
    中期

    有力者に取り入ると本来の顔を少しずつ出してくる

    いじめやパワハラなどを繰り返すので周囲は完全に気づく

    STEP
    終盤

    特別扱いが減っていく

    自暴自棄になり自爆

    このシナリオ通りにいくかどうかは心ある周囲の人との連携プレーにかかってます。

    仮にこのようにならなかったとしても、世の中は自分のやらかしたことは遠い因果として忘れた頃に自分に跳ね返ってきます。

    これは迷信でもなんでもなく、作用と反作用という自然の力学の法則です。人からの恨みを多く買うからこそ、自己愛者の最後は孤独しかないのです。

    いい人ぶっても無駄!その裏表の激しさ、周囲にはバレバレですから

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