全く会話が成立しない人への対処法

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    あなたの近くにもいませんか?

    全く会話が成立せず、同じ話ばかり繰り返す人。会話のキャッチボールができず、一方的に自分の主張だけを繰り返す人。

    答えるべき質問に全く答えず、のらりくらりとはぐらかす人。都合が悪くなると別の事実を持ちだして論点をすり替える人。

    責任を追求されそうになると、あの人がこう言った・言わなかったと他人の名前をチラつかせて全力で逃げようとする人。

    前後の文脈関係なく「いずれにせよ」で強引に話を終わらせる人。予防線ばかり張って何が言いたいのかさっぱりわからない人。

    答えられなくなると逆ギレする人。

    そんな人を見ると、できることなら頭をかち割って中身を覗いてみたいと思ったりしませんか?

    こんな記事が目に止まりました。

    「壊れたテープレコーダー」と揶揄される菅義偉首相。通常国会や党首討論での答弁は、およそ国のトップとは思えぬ悲惨なもの。これを素でやってのける神経は、並のものではないと舌を巻きます。

    Contents

    そもそも相手には会話をする意思がない

    なぜそうなるのでしょう?

    菅首相のことを口下手だと擁護いる人もいるようですが、能力の問題ではありません。心の問題です。

    どんなに口下手でも理解を得よう、心を込めて対話しようという思いさえあれば、短い言葉でも美辞麗句がなくても、ちゃんと気持ちは伝わるものです。

    しかしこの方からはなにも伝わってきません。伝わってくるのは「お前らに説明する気はこれっぽっちもないぞ!」という意思だけ。言質を取られたくない思いしか頭にないのです。我が身にふりかかってくる責任を、少しでも軽くしておきたい表れがそうさせているのです。

    「言葉は人なり」とはよく言ったもの。その態度を見る限り、ハナから国民の理解を得ようと思ってない心の表れが、そのまま本人の言動に反映されているとしか思えません。

    消耗させ根負けするのを待っている

    菅首相に限らず、「強引にやってしまえばこっちのもの」「この俺様が黒でも白と言えば白になる」という、幼稚で乱暴な方法でしか人とコミニュケーションが取れない人ほどまともな会話は成立せず、周囲は振り回されます。

    実は私の近くにもそんな人がいて、関係者各位、ほとほと困り果てているのが現状です。こちらが丁寧に言葉を駆使してコミニュケーションを取ろうと働きかけても、相手にその意思がなければどこまで行っても平行線をたどるだけ。

    そんなとき、いつも思います。「同じ国の住人どころか、宇宙人を相手にしてるのか?」と。自分の無力さをイヤというほど思い知らされるのはこんなときです。

    ではそんな無敵な人を相手にした場合、一般ピーポーに勝ち目はないのでしょうか?

    私は、諦めてはいけないと思ってます。だってその手法を取る相手の願望こそが、「諦めれば口を塞ぐだろう」だからです。

    日頃の手法を逆手に取る

    一例として「同じ話ばかり繰り返す」というのに着目してみましょう。思考に柔軟性がないのとボキャブラリーの乏しさが露呈しているにも関わらず平気でそれをやってのけるのは、過去にその手法で成功したからです。

    これと同様、恫喝して相手を意のままに操る手法を繰り返すのもそう。過去の成功体験がそうさせているのです。乏しい過去の成功体験にすがって同じ手法を繰り返すことを、世間一般では「なんとかの一つ覚え」と呼びますが、その場を乗り切ることにしか意識が向いてない当人にはそれがわかりません。

    わからないならわからないなりに教えを乞う姿勢を見せればいいのですが、無駄に高いプライドが邪魔をして聞く耳を持たず。その穴埋めとして傲慢な態度にすがるというわけです。そうやってどんどん意固地になっていくのです。

    また自分にとって不都合な事実には目を背けて「なかったこと」にします。そうこうしているうちに周囲には茶坊主のような人しか残らなくなるため、最小限の偏った知識しか持ち合わせなくなるのです。

    そのため間違っても「あのときはこれでなんとかなったけど、同じ手法が次に通用するか否か」というのを考えません。というより考える能力がないのです。だからこそ、何度も同じ失敗を繰り返すのです。典型的な独裁者のパターンですね。

    この手のタイプに向き合う場合は、むしろそういった特徴を逆手に取りましょう。

    「どうせ同じことしか言わないだろう」ではなく、「当然同じことを言い出すことを想定の上で、別角度から攻めて本音を引き出し、そこから矛盾点を露呈させよう」という質問スタイルにすればいいのです。

    相手が諦めるのを待っているなら、こちらも相手が音を上げるまでそれを繰り返すまでのこと。

    また権力をチラつかせる人にはもっと力のある人を利用するなどして、その人のこだわる部分を根気よくつぶしていけばいいのです。

    このように、考える能力がない人には頭脳を駆使して逃げ道を塞ぐ。どうせ手持ちのカードなんてたかが知れているのだから、これを何度か繰り返せばきっといい方向に向かうはずです。

    ただし一国の首相にこれが通用するかは定かではありません。しかし世間一般に転がっているレベルの「会話が成立しない人」にはかなり効果が期待できるのではないでしょうか。

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