Essay

老害に共通する特徴

老害についての記事が目に止まりました。

「老害」とは、自分の成功体験のたな卸しが出来ず、成功体験全てを努力で勝ち取ってきたと勘違いしている人のこと
〜中略〜
自分の成功が「自分自身の努力に関わりがない、その場の状況」なくしてはあり得ないものだった、ということを認められないから、「どんな人でも頑張れば自分と同じ成功が出来る」と思ってしまう。

ウジャウジャいますよねー、こんな人。「なるほど」と、深く頷きながら読みました。

さて、この「老害」というフレーズ。前からあった言葉ですが、見聞きする機会が最近やたら増えたように感じるのは私だけでしょうか?

上記の記事はビジネスを例にして書かれていますが、あらゆる世界に老害ははびこっています。

老害というのは年齢・性別・立場に関係なく、年が若くても老害と呼ばれて煙たがられている人はたくさんいます。

老害になる人とならない人との違いはその人の持つ資質です。ではどんな人が老害になるのでしょう。

思考のアップデートができない

上記の記事ではたな卸しできてないことを指摘してます。

たな卸しができずにいれば不要物はどんどん貯まり、ストレージを圧迫。当然サクサク機敏に動くことはできなくなります。

動作が鈍くなれば世の中の流れについていけなるのは当然のこと。

アップデートができないまま、柔軟性を失い、次第に思考停止状態に陥っていくのです。

そうなれば自分の世界だけで生きていくしかありません。

生きる糧は、たまたまうまくいった過去の成功体験だけ。

いつまでも同じやり方が通用すると思っているから具体的なノウハウも理論的な考えもそこにはなく、あるのは努力・根性こそ神風を起こすという精神論のみ。

だから老害は、口さえ開けば偉そうに精神論を語るのです。そうすれば中身のなさを誤魔化せるとでも思いこんでいるのかもしれません。

執着する

どんな人でも今まで自分がずっといた場所に、いつまでもい続けることはできません。できなくなるときは必ず来て、必死にしがみついていたその手を離なす日が訪れます。

例えばですが、俳優の田村正和さん。上記に挙げた記事を読んだ同じ日に、彼の訃報を知りました。

「最近見ないな」と思っていたら、何年か前に「自分のやるべきことは全てやった」と、第一線から身を引き静かに暮らしていたとか。佇まいのステキな俳優さんでしたが、去り際まで美しい方ですよね。

老害と呼ばれる人はこの逆。

とっくに食事が終わってすでに満腹状態なのに、まだ何か出てくるんじゃないかと意地汚くテーブルに居座り続けているから次の人がテーブルにつけず、食事ができずにいる。

こんな風に譲ることをせず、いつまでもそこに居続け自分の立場を守ろうとし、立場を利用して自分にとって居心地のいい世界を強引に作ろうとするから組織の新陳代謝がうまくいかなくなるのです。

少ないデータで決めつける

相手をよく知りもせず、表面ツラだけを見て「あなたはのんきそうでいいわね」とか、「苦労知らずでいいわね」みたいな決めつけをする人は、ほぼ高確率で老害の資質を持ってます。

その言葉の裏には「自分の方が苦労している、頑張っている、だからあなたより上」という、相手を見下す気持ちがそこにあるからです。

それ以外にも「これだから女は…、今どきの新人は…、今の若い人たちは」などなど、目につく全てがマウントの材料という人も同じです。

歪んだ色眼鏡でしか物事を見れないから、思い込みだけで決めつけるのです。

けれどモノサシは人それぞれ。

苦労しているから、長く生きているから尊敬に値するのではない、という基本を知らないのでしょう。いちばん尊敬できないタイプです。

老害にならないためには?

心の若さを失った人が老害になるのだと考えれば、そうならないためにすべきことも見えてきます。

アンテナを張り巡らせ、新しいことを吸収する。

そんな意識を常に持ち続けることが心の若さを保つ秘訣です。

そのためにはいつも同じメンバーとばかり接するのではなく、年齢も立場も違う人と交流して対話をする、そんな小さな一歩を踏み出すことが、脱・老害への近道ではないでしょうか。

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蒼 じゅりあ
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サイト名の「Un Jour」とは、フランス語で「ある一日」という意味です。日々の記録・エッセイをまったりと綴っていきます。
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