Essay

お菓子外しをする人の心理と特徴

ある集団で、みんなに均等に配るべきお菓子を、自分の気に入らない人にだけ配らない「お菓子外し」という言葉を聞いたことがありますか?

これはお菓子を使ったいじめの手口。仲間はずれの幼稚な手法です。お菓子に限らず別の物──例えばみんなに回すべき連絡事項を、ある特定の人物にだけ回さないのも意味合いとしては同じです。ざっくりと「村八分のセコイ版」とでも認識しておきましょう。

明確な意図を持つレッキとしたいじめなのに、お菓子くらいなら相手は騒げないだろうということを想定の上、仮に周囲にバレても配り忘れたフリができる。このように最初からいくつもの逃げ道を用意してまで嫌がらせをしようとする魂胆がミエミエで、心の底から虫唾が走ります。

また周囲に気づかれず、された本人にだけわかるような陰湿な手法もいやらしい限り。お菓子がほしいわけではありませんが、これを毎回やられると、ボディブローのように自尊心が少しずつ奪われていくのです。

「そんなセコいことまでして、この人は私に嫌がらせをしたいのか」という執念深い悪意を感じるからです。

以下の記事にこんなことを書きました。

やり方が幼稚の一言。
例えばみんなに配るお菓子を、ターゲットにだけ配らないなんていうのは日常茶飯事。
たかがお菓子ですよ?
「いい大人が」と思ってしまいますよね。恥ずかしくないのかしら?
子供っぽすぎて、もう失笑。

ふつうなら笑っちゃいますよね。あまりにも幼稚すぎて性格悪すぎて。こういうセコいことをする人は、人を不愉快にさせることだけは天才的だと断言できます。

でもネットを調べてみると、こういうことをする人が意外と多いのに驚きました。今や職場いじめのあるあるネタにもなってるようです。

そこでこの記事では「お菓子外し」というセコい手法でしかストレスを発散できない、気の毒な人の心理と特徴について考えていきます。

体裁を保つことを信条とするタイプ

お菓子に限らず、やたらめったら意味もなく、おすそ分けが大好きな人っていませんか?

もう「おすそ分け命」で、うっかり関わるとおすそ分け地獄みたいになっちゃう人。

人づき合いの第一歩はおすそ分け。”物”のやり取りは、ごく初歩の社交術・初歩編としてなら間違っていません。名刺交換のようなものだから。

しかし意味もなく、いつまでもそれを続けているなら要注意です。表面だけはとりつくろいたいという、体裁を保つことだけに重きを置くタイプです。形式的に”物”のやり取りさえしていれば、「私たち、お友達」だと固く信じているのです。

物が人付き合いの大切なアイテムと信じている

これを逆に言えば、仲良くしたくない人に”物”をあげないのは「私たち、お友達じゃない」という意思表示です。”物”はそのくらいこの手の輩にとって、人付き合いの重大な鍵となっているのです。

傍からみれば「たかが”物”」。でもその人にとっては人付き合いを左右する重大なアイテムです。「たかがお菓子」でも”物”を通してしか意思表示ができないから「お菓子外し」というみっともない手法を取るのです。

なにが気の毒って、人付き合いの本質がわかってないこと。人との付き合いの第一歩が挨拶がてらの”物”のやり取りから始まったとしても、時間の流れとともに”心のやり取り”に移行していく過程を体感したことがないのでしょう。

本物の人間関係を築いている人は、それほど名刺交換程度の”物”に重きを置いてないため、間違っても「お菓子外し」なんてみっともないことはしません。嫌いな相手でも配るべきときにはちゃんと配るという最低限の大人の対応をします。

ところが人の心を”物”のように扱う人ほど、その本質がわからないのです。

スルーに限る

意地の悪い人は、自分がされて嫌なことを他人にします。なのでその人の手口を見れば、その人自身が何をされたら嫌なのか、かんたんにわかります。

お菓子外しをする人は、お菓子外しをされるのがなによりもイヤ。だからムカつく相手にそれをするという、実にかんたんな理屈です。まるで聞き分けのない子供みたい。きっと過去に、本人もされたことがあるのかも…。

人を物のように扱う人ほど、やがて人から物のように扱われる。人を孤立させようとする人は、やがて自分が孤立する。これ、世の常です。性悪な性格は、どう取り繕ったとしても隠しきれるものではありません。いつの日か別ルートからの弾圧を食らうことになるでしょう。

もしあなたが誰かにお菓子外しをされたら、いたぶるように小さないじめをしつこく繰り返す、というのが相手の目的なので、内心どう感じたとしても表面的には平静さを保ち、気にするそぶりはもちろん、一切反応しないのが吉です。

「絶対に相手の思うツボにさせないぞ」という毅然とした態度を取り続けてください。

さらにそれをする人は気の毒な人と割り切り、もっともっと美味しいせんべいでも食べながら哀れみの目で生暖かく笑ってさしあげましょう。

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蒼 じゅりあ
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サイト名の「Un Jour」とは、フランス語で「ある一日」という意味です。日々の記録・エッセイをまったりと綴っていきます。

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