加害者のクセして被害者面する人

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    加害者なのに被害者面。

    どこからどう見ても相手に非があるからそれを注意すると、「あの人にこんな酷いことを言われた!可哀そうなアタシ!」と被害者面する人の強かさ、扱いづらさ、計算高さに舌を巻いた経験はありませんか?

    よくある手口としては、

    注意を悪口のように受け取り、自分に都合の悪いことを隠して周囲に言いふらして同情を集め、気がついたら注意した人が悪いことにされていた。
    言葉巧みに被害の捏造をして、相手を貶めるように仕向けていく。

    …などの手法を好んで使います。

    いずれもやり口が打算的すぎて呆れます。

    私の場合は同窓会幹事に会費の不正使用(横領)を注意した時でした。

    数人いる幹事グループの2人が逆ギレしたり被害者ぶったりして、「人として終わってるな」と唖然としました。

    ちなみに私は横領の被害者です。被害者として当然の主張をしたら、横領を働いた人が被害者ぶって文句を言ってきました。

    本当の被害者なら被害者面しても仕方ないとは思いますが、加害者のくせに被害者面する始末の悪い人にはどう対処したらいいのでしょう。

    Contents

    被害者ぶるのは防衛反応の表れ

    自分にとって不都合な事実の指摘が、「みんなもやっているじゃないか」「なんで自分ばっかり責められるんだ」「そこまで言うことなくない?」「私に言われたって困るのよ!」みたいな、防衛反応のひとつが「被害者ぶる」行為。

    まるで自分が不当な被害を受けたつもりになってますが、なぜそんなことを言われてしまうのかについては、まったく考えていません。

    痛いところをつかれた
    これ以上やめてくれ
    脳内
    よし、被害者ぶって同情集めてうやむやにしよう
    脳内
    言われっぱなしは悔しいから、みんなに「酷いことを言われた」と言いふらそう!
    脳内
    やったー、悪いのは私を責めたあいつってことになった!

    要は責任転嫁と自己正当化です。

    なんでも他人や周囲のせいにして、「自分に非があるかも」とは考えず、「自分を変えずに他者を変えようとするのが基本」というひとりよがりな生き方をしてきたため、ガチ批判をされるとパニックになります。

    その原因は、「言われたくないから言われないようにしよう」とか「言われても仕方ないことをしてしまった」という大人なら当たり前の、自己の省みも学びもないまま来てしまったからです。

    「認めたくない不都合な事実」に耐えきれず、「信じていたいストーリー」を、仲間と共有することで強引に信じ込もうとする逃げの反応、もしくはいちばん簡単な逃げ道を作る、それらが「被害者ぶる態度」に集約されてます。

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    被害者ぶる目的

    加害者なのに被害者ぶって周囲に泣きつく目的は、自分のしたことを正当化して責任から回避したい、あわよくば助けてもらいたいという計算によるもの。

    これを平気でできる人は自分しか見えてないので、人を利用することに躊躇がありません。

    自己保身しか頭にないので「理不尽な扱いを受けた」とヒステリックに話をいくらでも大きく盛るし、自分の事を棚にあげて都合の悪いことを隠し、言葉巧みに周囲を騙します。

    ただし、よーく聞いていると矛盾だらけであることに気づきます。話しているうちに前と違うことを言い始めたり、論点がずれていったりするので、その場しのぎの自己保身しか頭にないことがわかります。

    勝手に期待して勝手に裏切られたと感じる

    ではなぜ理不尽だと感じて被害者意識を持つのでしょう。

    それは、勝手に期待するストーリーを脳内で描いているからです。

    先に挙げた同窓会の例で説明します。

    被害者ぶる人

    残った会費は自分のものにしていい。 なぜなら面倒な役を引き受けたのだから、当然の報酬だ。 出席者は私に感謝すべきだ。

    これらが脳内で描いた他人に期待する勝手なストーリー。

    ところが周囲は幹事をやってくれたことと、他人のお金を無断で着服することとは別問題として、「それはおかしい、横領だ」と言い始めます。

    すると「文句を言うなんてとんでもない。感謝の気持ちがない」と怒り始め、最後は被害者ぶります。

    このように勝手に期待したはいいけど、筋書き通りにいかなかったら勝手に裏切られたと思い込んで、勝手にすねて八つ当たりをしているだけです。

    つまりは脳内5歳児レベルの常識と社会性しか持ち合わせてない証で、大きな駄々っ子みたいなものです。

    そして最後は逆ギレ。支離滅裂な攻撃に転じます。

    被害者ぶる人

    返してほしければ、集団で返済を求めてこい!

    これは、自分から返すつもりはない人の常套句です。

    本人の中では不当な扱いに対する正当防衛のつもりかもしれませんが…

    周囲への説明が必要

    そのため被害者ぶって悲劇のヒロインを演じる面倒な人には、「あなたは加害者です」とだけ言って、後は放置。言い負かされるのが嫌いな子供じみた対応しかできない人は、いずれ常識人からの信用を失うので勝手にさせておきましょう。

    最近は「批判は悪」というおかしな風潮があるので、周囲に対しては「被害者の立場として加害者に対し、正当性のある批判をした事実」のみを、ありのままにきちんと周知しておく必要があります。

    注意点は、相手の人格否定をしないこと。

    被害者ぶる人はあたかも批判した人のことを感情的主観で「悪」のような、バカにした言い方をしがちですが、それに釣られて同じような説明をしてしまっては、周囲の理解は得られません。

    「正当性のある批判をしているのに、そんなことをいうなんて、全然反省していない。とんでもないやつだ」と内心思ったとしても、そこはぐっと堪えて、周囲に対しては理性的な態度を心がけましょう。常識のある人なら口に出さずとも、どちらがまともなのかをきちんと判断してくれるはずです。

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