衣替えの季節の悩みごと、それは不要な衣類の処分ではないですか?
この三連休を利用して、貯まりに貯まった不要な衣類の処分に踏み切りました。がんばった、がんばった。それはもう、引っ越しができるくらいの数。
数が少なければブランディアやZOZOTOWNにネット申し込みする方法もあるのですが、量も多かったし、一刻も早くスッキリさせたかったので、自宅近くにあるオフハウスに持ち込みました。今回私が出したのは衣類のみ。バックや靴、ペット用品は次回にします。
着古したものだからいくらにもならないだろうと、正直査定額には期待していませんでした。が、なんと6000円にもなったにのは驚き。
そこでこの記事では不要な衣類をオフハウスでの買い取りを有利にする、ちょっとしたコツをご紹介します。
高く売れたもの
一番の高値がついたのはSM2のダッフルコートと、NIKEのスポーツウエアでした。
誰もが知る名の通ったブランド品と、これからの季節に活用するものは高く売れます。今は10月なので、冬用の品物は高く引き取ってくれます。
その理由
今の時期は夏物をまず片付けたいと思うのが順当ですよね。できるだけ早く処分したい心理が働きます。しかしそれは半年待ってください。今、夏物を出しても二束三文です。夏物は、来年のGWあたりに持ち込むのがベストです。
そして冬物は今がベストです。今回出したものは全て前回(春先)の衣替えのときに「もう必要ない」と思ったものばかり。それを半年間自宅で保管して今回出したというワケです。
シーズンに応じて何を出したらいいのか。その目安は買い物に出ればわかります。
春物なら1月末から2月頃がベスト。その頃には冬物のセールがほぼ終わり、春物が店頭に並び始めます。
同様に4月の終わりから5月にかけて、夏物が店頭に並び始めたら夏物を出すシーズンです。遅くても夏のセール前には出すようにしましょう。
秋物なら8月の終わりから9月の初頭。そして10月に入り、店頭に冬物が出始めたら冬物の不用品を出すシーズンです。上記同様、冬物も冬のセールが始まる前までには出してしまいましょう。
オフハウスに持ち込む前のチェック項目
まずは自宅で「必要か不要か」を決めます。そして買い取ってもらいたい衣類は、以下の箇所をチェックしました。
- 汚れやシミ、ほつれがないかの確認
- 上下セットなら、相手にわかるように揃えておく
- 単品同士ならトップスとボトムスとに分けておく
- シワを伸ばしてきれいに畳んでおく
あまりに状態が悪ければ、地域の無料回収業者に引き取ってもらいます。それでもトイレットペーパーくらいはもらえますよ。
迷いは禁物
とは言え、一番難しいのは「必要か不要か」の判断ではないですか?
似合わなくなったと感じた、サイズが合わない、状態が悪いというならソク、ゴミに出せます。
が、まだきれいだし、あまり着てないし、高かったし手放すのはもったいないと感じたら?
実はこの「もったいない精神」が一番のガン。それで私はタンスの肥やしをせっせと溜め込んできました。
その結果、衣類だけが増えてクローゼットはパンパン。何をどこにしまったのかも忘れてしまう。しかも買い物に出ると似たようなものばかり買い込んでしまう。
こうなるともう、衣替えも苦痛になってきます。
これを断ち切るには思い切りしかありません。
そのシーズンに何回着たかを考え、一度も袖を通すことがなければ処分の対象です。似たようなパターンの服があれば、いちばんのお気に入りだけを残して、それ以外を処分しても困ることはありません。
迷ったら保留コーナーに移動
それでもどうしても迷ったなら「保留コーナー」をひとつ用意してみてください。
そしてある程度の時間が過ぎて、保留コーナーの品をもう一度チェックしたとき、それでもまだ捨てられないと思うかどうか?
それは本当に、これからの自分に似合うものなのか?
なぜ着もしないのに捨てられないと思うのか?
そのあたりを考えると、自分の心の状態が見えてくるはずです。
なぜ洋服に執着してしまうのか?
あくまでも「私の場合は」の話ですが、洋服ばかり買っていた頃は、自分の心がどこか満たされない、そんなスキマが心の中にあったように感じます。本当に欲しいから買っていたのではなく、買うことが目的になっていて、買えば目標を達成した気分になっていた…。そんな時期があったように思うのです。
なのでその場合は衣服の処理だけでなく、生活そのものを見直すことをオススメします。
処分した後は自分なりのルールを決める
大量に処分して、ようやくスッキリとした我が家のクローゼット。でもこれでめでたしではありません。このスッキリした状態をキーブするにはどうしたらいいかが次の課題です。今決めているのが以下の4つ。
- 定位置を決める
- 適量を知り、一つ買ったら一つ処分
- 似たようなパターンの服は、今あるもので代用がきくので買わない
- 春物と秋物は着る時期が短いので、両方の季節に使えるものを使う
四季のある日本。しかし最近の様子を見ていると、春と秋がなくていきなり夏になり、いきなり冬になるという感じ。
なのでクローゼットのコーナーを夏と冬に大きく分けます。次に春物・秋物を一箇所にまとめます。それプラス、前項でご説明した保留コーナーの計4箇所をそれぞれ決めておきます。
場所さえちゃんと決めておけば、何がどこにあるのかを探す必要もなく、存在を忘れることもなく、季節ごとの入れ替えも楽チンです。
もし”物”に命があるとしたら?
今回、大掛かりな大量処分をして一番に感じたのは「居場所がないつらさ」です。
もし自分に決まった居場所がないとしたらつらいですよね?
その存在さえ忘れられたら、もっとつらいですよね?
それは物も同じではないのかと考えたのがそもそものスタート。
決まった居場所を作ることで、物は命を吹き返して本来の役割を全うするはず…。と、そんなふうに考えました。だから居場所をきちんと作って最大限活用するのが私を守ってくれる衣服への礼儀ではないのかと考えたのです。
その居場所を守るために不用品の処分をし、もし新たな購入があれば、別の何かを処分するという自分なりのルールを定めることにしました。
物をだいじにするとは何か?
私の母も年老いてからは、やたら物を貯め込むようになりました。服でも食器でも、やたら「もったいないから使わずにしまっておく」ことが「物をだいじにする」と考える世代なのだと私は見ていました。
でも、それは間違いです。物は使ってこそ価値があるのです。
今回私は使いきれずに多くの衣服を処分しましたが、別の誰かがそれをだいじにしてくれることでしょう。