Essay

近所中の悪口を言いふらす隣人が哀れな理由

「あなたの隣に住んでいる人、近所中の悪口を言ってるらしいわよ」と、そんな話を人づてに聞きました。

“近所中”というくらいですから、すぐ隣に住んでいる私もその人のターゲットです。その隣人は、私を含めたご近所さん全員を悪く言って歩いているそうな。

悪口の内容もチラッと聞きました。隣人は近所の人と一切交流がないというのに、よくもまぁ次から次へと、あることないこと口汚く罵るものだと呆れました。

こんなとき、きっと多くの人はムカッとくるでしょうね。私も以前はそうでした。でも今は少し違います。

もちろん悪口を言われたことを知れば愉快ではないし、心の中では「くたばれババア」と、ごく控えめに毒づいてはいましたが、次の瞬間には「あら、そうなの?」と、鼻で笑って終わり。

なぜこんなにも余裕でいられるのか、その理由をお話します。

悪口しか言えない人が哀れな理由

私は”この地”に暮らしているけど、生きている世界はその人とは違います。私は私の人生を生きてます。

私にとって近所や隣人はどうでもいい存在です。例えるなら「地球に暮らしている私のことを、火星人が何か言ったとしても関係ない」くらいの感覚です。そのくらい私にとって、隣人は全く眼中にない圏外の人──早い話が「雑魚」です。

そんな無関係かつ一切交流のない人に対して、全神経を注いでムキになってあら捜しをしている姿を想像するだけで滑稽でした。その病的な執念深さが哀れに思えたのです。

だってそうでしょ?

その人の興味の対象が近所しかないというのは、生きている世界がそれだけ狭い証拠です。

しかも他人にばかり目が向いているから、自分の人生を生きられず。その結果自分の意見も考えも持てず。だから自信も持てず。他に話題がないから、誰かの悪口を言うことでしか人とのコミニュケーションが取れず。

やがてまともな人はみな離れてしまう。するとそれまで以上に悪口を言い合える仲間を求めるようになります。その結果、いびつな人間関係しか持てなくなるという、そんな不幸を抱えていることにも気づかない不幸。

根本的な病巣は同じ

いろんな人を見て思うけど、悪口しか言えない人のタイプって、年齢や環境に違いはあっても、根本に抱えた病巣は同じです。これはもう本当に、中身は金太郎飴みたいに同じです。

自分がイニシアティブをとってるつもりのときは優位だと思い込んでいるのでしょう。

“自分”というものがないから存在感がないのに、それでも無理に”自分”をアピールしたい、優位に立ちたいという思いだけは強い。でも真っ当な方法を知らないから、悪口や意地悪といったセコい方法に走るのです。

いつかその”無理”が、そっくりそのまま自分に返ってくるでしょう。

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悪口を言われて気にしている人へ

知恵袋や発言小町には「近所で悪口を言いふらされて困っています」みたいな書き込みが数多く寄せられています。私も以前は同じ悩みを抱えていたので、悩んでいる気持ちはすごくよくわかります。

でも私のように開き直ってしまえば、やがて気にならなくなります。これは経験者としての意見です。

悪口しか言えない人を、「他に自分をアピールする手段を持ち合わせてない、心を病んでいる人」にカテゴライズしてしまえばいいのです。

人の悪口しか言えないのは、その人の問題です。そんな人のために悩むのは、1秒たりとも時間の無駄。

それより自分が幸せに過ごすこと・自分の人生を生きることを考えていきましょう。それが悪口を言う人への最大の復讐です。

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蒼 じゅりあ
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サイト名の「Un Jour」とは、フランス語で「ある一日」という意味です。日々の記録・エッセイをまったりと綴っていきます。