人に言わせようとする面倒な「察してちゃん」への対処法

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日本は古来より「空気を読むことがソツない人付き合いの秘訣」だと言われてきました。しかし中にはそれを悪用する「察してちゃん」もいます。

自分からは言いたい内容を決して言わず、遠回しに何をしてほしいのかを匂わせるような発言をして、こちらがそれを察してくれるのを待つ人のことです。

例えばこちらから「車出そうか?」という言葉を引き出すために、大袈裟に困ったフリをして「〇〇を買いに行きたいけど、車もないし、重いし、遠いいし……」と延々訴えるけど、決して自分からはっきりと「乗せてってほしい」と言わない人。

話を聞いていれば乗せてってほしいことはわかります。でもそれ以前にこちらからそうするように仕向けようとする意図がバレバレだからイラつくのです。

このように常に計算高さが見え隠れするずる賢い人にどう対処したらいいのでしょう。

目次

空気を読まない

まず結論から。この手のタイプには空気を読む必要はありません。自分がどう言えば人が動いてくれるか、わかってやってる確信犯なので、相手から「お願いします」と要望を伝えてくるまで、こちらから先回りしてそれに応えてはダメ。根比べするつもりでとぼけ通しましょう。その理由を以下でお伝えします。

なぜ人に言わせようとするのか?

主な理由は以下の5つ。

人に言わせようとする理由
  • 自分でやるのは面倒くさい
  • 借りを作りたくない
  • 人に弱みを見せたくない
  • 責任を取りたくない
  • 図々しいと思われたくない

人との関係は、頼み頼まれ、もちつもたれつお互い様で成り立っています。

ところがこのように遠回しな形で誘導してくる人にお互い様は成立しません。口ではその時だけ「ありがとう」と言うかもしれません。でもありがたいなんて思っていません。何かあれば「あなたがしてくれると言ったから」で片付けられることはあっても、心から感謝されることはまずありません。

もっとひどい人はやってもらった恩など忘れ、やってもらって当然。やらなければ「あなたが自分から言い出したことなんだから、ちゃんとやってよね」みたいなことまで平気で言い出したり、だんだんと要求がエスカレートしたりします。

人にものを頼むという行為は、どうしたって頼まれる側が立場的に強くなります。でもそれはプライドが許さない。常に相手より優位でいたい。自分から頭を下げて頼みごとをしたという形を断じてとりたくない。だから相手を誘導して自主的にそうするように仕向けていけば自分の立場を守れる、借りを作った形にはならないと信じているのです。

これらが人に言わせようとする人の目的です。ではどうやったらこのようなズルい人に取り込まれずにすむのでしょう。

人に言わせようとするズルい人への対処法

相手は自分が利用しやすいと思えるような、困ってる人を見ると放っておけない、そんな心の優しい人、お人よしで素直そうな人をしっかり選んでます。

遠回しに色々言うのもそんな善人を「うまく利用してやろう」というゲスな本音を誤魔化すためです。

もし相手が「困った困った」を繰り返すなら、ひととおり話を聞いて「それは困りましたね」で終わらせましょう。「大変だ大変だ」なら「それは大変ですね」と涼しい顔をしていましょう。

とりあえず話を聞いて同調してあげる。でもそれ以上は先回りせず何も言わずを徹底すれば、気が利かない人、空気が読めない人と思われて、やがて別の人に話を持っていくはずです。

もちろんこれはお互い様が通用しない相手に対してです。こちらには頼むけど、こちらからの頼み事を聞いてくれない人にいい顔をする必要なんてありません。

人に言わせる人というのは他の面でもなにかと厄介なことが多いので、つかず離れず、空気を読まずに自らが空気になることを徹底しましょう。

毅然とN0という勇気も必要

例に挙げた車に乗せる乗せない程度ならまだいいけど、知り合いには断りきれないばかりに、悪徳宗教への協力をして痛い目に遭った人もいました。

以下の記事にも書いたように、他人を貶めるために自分が言いたいことを他人に言わせようとする人もいました。

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当の本人は自分の意図どおりに働いてくれれば「しめしめ」と思い、後は知らん顔でいます。ストレートに人にものを頼むことと人を利用することは天地ほどの違いがあります。

きちんと頭を下げて頼み事ができないような人、うまく利用してやれという意図が見え隠れするような人には毅然としたNOをつきつけてあげましょう。

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