「自慢話ばかりする人は嫌われる」というのは周知の事実。それなのに自慢話がやめられない人って、よほど話し相手がいないのか、それともなにかの病気でしょうか?
私の近くにも口さえ開けば自慢話ばかりする人がいます。(ここではA子さんとしておきます)
他人の迷惑おかまいなしに聞きたくもない自慢話をトクトクと繰り返す行為は、迷惑以外のなにものでもありません。
そこで自慢話を効率よくやめさせる対処法を考えてみました。
「興味ありませんオーラ」で自慢をシャットアウト
A子さんの自慢話は「実家が芦屋」から始まり親族の金持ち自慢をタラタラした挙句、夫は大学教授、子どもは超エリートで現在海外赴任中、孫は有名幼稚園に通い、友だちは大企業の重役ばかり、私は人望があるなどなど。それ以外にもできもしないことを「できる」と言ってみたり、知ったかぶりをしてみたりと、まあいろいろ。
こちらから聞いてるわけでもなく、会話の中で前後の脈略もないのに唐突に自分語りが始まり、最後は自慢話で終わるA子さんの会話スタイルには周囲の人もうんざりしています。
現代の感覚からすれば、赤の他人に自分の身の上を語られても苦痛でしかなく、まして他人の親戚・家族がいかにすごいかなんて、見たことも会ったこともない人のことをいくら聞かされても、「だから何?」程度の感想しかなく、リアクションのしようもありません。
そのため「興味ありませんオーラ」を全開にしながら「へぇ〜」とひとことだけ返し、会話をそれ以上膨らませない方法をとるか、聞いてないフリをする、別の話題に切り替える、その場を去るなどの方法をとってました。
KYな人には「興味ありませんオーラ」は通用しない
確かに会話が続かなければその場は終わります。でもしばらくすると、また自慢話を繰り返します。
どうやら相手はこちらが自慢話に対してどう感じてるか、うんざりしてるかを読み取る能力が根本的に欠如しているようで、相手の気持ちなど二の次で、ただ自分が言いたいだけ。ただ自慢したいだけのKYな人(空気読めない人)らしいです。
そんな相手にいくら「興味ありませんオーラ」を全開にしても、根本的な解決にはつながりません。そこで別の手を考えました。
時にはピシャリ!
A子さんの金持ち自慢は凄まじく、自由になるお金はいくらでもあるみたいな言い方ばかり繰り返します。
そこで最近ニュースで話題になってる強盗事件や特殊詐欺事件にひっかけて、ニッコリ微笑みながら「そういうことをペラペラ喋って歩いてると、金を持ってる年寄りはカモにされるよ!」と、話をピシッと遮ってさしあげました。
すると、これは効果てきめんだったようで、「年寄り」という言葉がグサっときたのか、正論すぎて返す言葉がなかったのか、予期せぬ反撃に体勢が崩れたのかは定かではありませんが、バツが悪そうな顔してすっかり黙りこくってしまいました。
「この人には言えない」と思わせることがだいじ
他人に対し常に上から目線で接する人というのは、負けず嫌いな割には意外と強い言葉には脆いようで、これ以降、あまり金銭的な話題を持ち出すことはなくなりました。
ただしそれは私の前で言わなくなっただけで、「自分がマウントできる要素」のある人を見つければ、相変わらず自慢話をしているかもしれません。
このように自慢話ばかりする人は、自分の話をおとなしく聞いてくれそうな人を好むので、それが迷惑だと思うなら、「この人にだけは言えない」と相手に思わせることがたいせつです。
そうやって自慢話を言いたくても言えない人が一人二人と増えていけば、その コミニュティ内の空気も変化していくのではないでしょうか。