サクサク天ぷらとへぎそばが人気の、八王子・越後そば弥彦に行ってきました。私の中でこのお店は、目下お蕎麦部門でお気に入りNo.1です。この記事では八王子の越後そば・弥彦の魅力をお伝えします。
八王子でへぎそばといえば弥彦
日本そばが好きで好きで、美味しいと聞けば車を飛ばしてどこまででも行きたくなります。弥彦もその一つ。時々無性に食べたくなります。
店のネーミングからして越後の味に対する強いこだわりを感じます。その期待どおり、弥彦では八王子にいながらにして、越後名物へぎそばが味わえます。
へぎそばとは、新潟県魚沼地方発祥の、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使った蕎麦をヘギといわれる器に盛り付けた切り蕎麦。
引用:Wikipedia/へぎそば
徹底したこだわり
店内の内装や食材、新潟厳選の地酒など、全てにおいて細かいこだわりを感じます。
店内風景
天へぎがダントツ一番人気
何と言っても1番人気は「天へぎ・1,550円」です。海老天が2本ついた「特上天へぎ・1900円」もありますが、ほとんどのお客さんは、1550円の天へぎの方を注文しています。
弥彦名物・「まるごとしめじ天へぎ」も人気
冷たいお蕎麦ならこれ以外にも「まるごとしめじ天へぎ・1,500円」や、夏場限定の「トマト&バジルへぎ・1,500円」「つけ鴨へぎ・1,700円」「つけとろろへぎ・1,350円」などがあります。
以下は「まるごとしめじ天へぎ」の写真です。このようにしめじひと株を、まるごと揚げたものが出されます。実にダイナミック。それをハサミでカットしながら塩とレモンでいただきます。
これだけ大きなものを外側カリッと、それでいてしめじ独特の歯ごたえをしっかり残しつつ、中までしっかり揚がってアツアツというのはお見事の一語につきます。
カラッとサクサクの天ぷら
弥彦ではへぎそばの美味しさもさることながら、サクサクの天ぷらが絶品です。
カラッと揚がるその秘訣は、揚げ油にあります。
弥彦ではこめ油を使用しています。こめ油の特徴はカラッと揚がるだけでなく、胃もたれが少ない、抗酸化作用に優れているなど、味だけでなく健康面でも優れた効果が得られる良質な油です。植物油の中でもコレステロール値を下げる効果がいちばん高いのがこめ油です。
細かいこだわりはお茶にもあります。お蕎麦屋さんといえばそば茶が出てくるイメージが一般的。しかし弥彦では、イチョウ葉エキスが入った「飛鳥の茶」を使用してます。
こめ油が体の健康を意識したものなら、飛鳥の茶は脳の健康と老化防止を意識したもの。弥彦の客層は比較的年配者が多いことからそのような配慮がなされているのでしょう。
メニューが豊富・テイクアウトもあり
越後といえば米どころ、ご飯物も外せません。お米は魚沼産のコシヒカリを、そして「新潟名物たれかつ御膳・1,550円」「角煮重・1,550円」「ハンバーグ御膳・1,550円」などで使用している豚肉は、新潟産のもち豚を使用しています。
サクサク衣が美味しい「そば屋の天丼」は、プリプリの大海老2本に野菜天ぷらが入って1,500円と、かなりのお値打ち価格です。これも天へぎに並ぶ弥彦の人気メニューで、テイクアウト(1,400円)もできます。テイクアウトといえば、自宅用に生そば(1,100円)の販売もしています。
またお食事と共にアルコールも楽しみたいという方のために、一品料理も数多く用意されています。オススメは「そばがき・900円」と「自家製ごま豆腐・400円」です。
特にごま豆腐の味噌だれは絶品。あまりに美味しいのでお店に聞いたら、タレは自家製だそうです。本当は作り方を聞きたかったのですが、自家製と知るとさすがに聞くのは悪いと思い、遠慮しました。ここで食べるのを楽しみにします。
新潟に対するこだわりは、デザートにも表れています。新潟のソウルフードともいえる笹だんご(2個・300円)の素朴な美味しさにホッと一息。笹だんごはお土産用(5個・650円)も用意されています。
最後に
以上が越後そば弥彦の魅力です。休日は家族連れや法事など多くの方に利用されている八王子の人気店ゆえ、広い店内はすぐに満席になります。
休日は法事で利用する人も多いので、もし休日に来店するなら開店直後の11時に入店するか、予約して行かれることをオススメします。駐車場の台数にも限りがあるので、予約が確実です。
食べログからも予約は可能です。
追記 : 新型コロナの影響でお弁当も開始
2020年4月19日追記
新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が発令され、八王子の飲食店の多くはテイクアウトメニューを開始しております。
弥彦でも松竹梅弁当(800円、500円、300円)、弥彦特性野菜天丼(300円)、ぎょうざカレー(700円)などを用意。お店の味をご自宅で。リーズナブルな価格が魅力です。