ブログを書いていながら他の人のブログもよく読む私です。
あるときふと「自分の好みが変わったのかな?」と思ったのが、以前は熱心に読んでいたのに、最近は全く読まなくなったブログがあります。
ブログに流行り廃りはつきもので、単に飽きて読まなくなったというのもありますが、今回話題にするのはそうではなくて、読めばよむほど嫌悪感が増したからフォローを外したものです。その理由についてご紹介します。
興醒めしたサイト運営情報
ちょっと前に「脱社畜サロン」騒動がありましたよね。ざっくり言えばサロン主催者のプロフィールに関する疑惑が発端です。
この時私は全く別の、ある女性ブロガーが書いた「サイト運営情報」を連想してました。
そのブランディング、ツッコミどころ満載ですよ
「現在は会社員に。子育てしながら働く2児の母です」
これを読めば、どこにでもいる一般的な主婦像を思い浮かべるのではないですか?
でも実はちょっと違います。これを書いたブロガーは、こういった層を読者にしたいからこう書いたのだと思いました。
あるいは、離れてしまったかつての読者を取り戻したい表れ?
それがあまりにも顕で痛々しくて、それ以来読むのをやめました。
えっ?会社員?
まず「会社員」という肩書きに関して。
一見すれば成功者同士。でも実は仕事に行き詰まって、先に不安を抱えた同士が結婚して法人化し、会社を設立。だから自分のことを会社員にしておけばいいだろうと思ってそう書いのだと思います。
でも実際はちょっと違うんだな。
こんな背景であれば世間一般がイメージする「会社員」ではありません。少なくとも私なら堂々と「自営業」もしくは「会社役員」と書きます。この方が、ずっと意味合いとしてしっくりきます。
でもそれをしない。なぜ自分の身分を堂々と書かないのだろう?とも考えました。
今の立場に誇りを持っていないから?
多くの人の、共感を得たいから?
会社員の方が社会的な信用を得られるという計算?
親権渡した人がこれを言う?
また「子育てしながら働く2児の母」と書いているけれど、「この人、いろいろあって親権渡した人でしょ?」とのモヤモヤで、「もうムリ」となりました。
確かに、子供がいるのは事実かもしれない。産んだことにはかわりないから。
でも実際に子育てしているのは、親権を取った元ご主人の方でしょ?というモヤモヤで「もうムリ」となりました。
読者獲得のためにはなりふり構わず
「会社員・ワーキングマザー・二人の子供」というキーワードは、日本のごく一般的な家族のスタイルに合致するため、オツムの足りない情弱な主婦層をターゲットにしたいブロガーにとっては「情弱ホイホイの三種の神器」です。
そのブランディングのために「私はそういう人ですよ」と名乗れば、もしかしたらそういった層からの共感を得ることができるかもしれません。
でも以前の黒歴史全てを知る人は、たったこれだけでもこの人の腹黒さ・したたかさ・計算高さしか感じられず、実に残念な「サイト運営情報」だと思ってしまったのです。
「なりたい自分」ばかりを追い求めた結果、無自覚に、息を吐くように嘘をつくことが身についてつまったのでしょうか。
この部分に違和感を覚えたのは私だけではないようで、ネットには以下のような書き込みもありました。
離婚後も「小学生2人の子供がいる」との点がよくわからない。引き取った?ママ読者獲得のため?
最後に
ここまで読んだあなたは、誰のことだかわかりました?
弁護士の名前をちらつかされても厄介なので、ここでは一応フィクションということにしておきましょう。名指しはしません。
でもその人、それ以来、家電製品取り扱い書みたいなブログを書きつつ、生活のためか、やたらアフィ記事を書くようになりました。
だからかつての読者は離れたのです。
情弱主婦をカモにしたいのなら、特別な家電製品の紹介ではなく、どこにでもある調理器具を使った時短料理の紹介の方が、ずっと読者の共感を得られるということを忘れています。
繰り返します。ここに書いたことはフィクションです。想像上の人物です。架空の話です。以上。