絶対に謝ろうとしない人・自分の非を認めようとしない人の特徴

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    「謝ったら死ぬ病」という言葉もあるくらい、どんなに自分が悪くても自分の非をガンとして認めようとしない人っていますよね。

    私の周りにもいます。

    上記の記事にも書きましたが、どこからどう見ても相手に非があるのに謝らないどころかヒステリックに責任転嫁するなど、攻撃的な態度に出る始末。

    それでプラスに働くことはほぼ皆無です。たいていは呆れられて嫌われる、信頼を失う、相手の怒りに火をつけるなど、事態をより悪化させます。

    むしろ素直に自分の非を認めて潔く謝った方が、解決への道筋がスムーズに開くというのに、なぜいい大人がそんな当たり前のことができないのかとモヤッとするのではないですか?

    なぜ謝るべきときに素直に謝らないのでしょう。その理由を考えてみます。

    Contents

    人格の問題

    近年増えてると言われている自己愛性パーソナリティ障害。

    身近にいる自己愛的な人を見る限り、「いつも正しい私がミスなんてするはずがない」という思いに囚われているためか、「自分が悪い、間違ってる」と感じる能力が、根本的に欠如しているように感じられます。

    だから不都合な現実に直面すると「悪いことは全て自分以外の外にある」として、他罰思考に逃げ込むのです。

    何かミスをしたときに「ごめんなさい」、「すみませんでした」などの謝罪の言葉より先に、山のような言い訳が先に出るのもそのためです。

    なにがあっても「自分だけはいつも正しい」と思い込んでいる以上、謝罪の言葉など発するわけがありません。

    自分の評価や世間体を異常に気にする彼ら彼女たちにとって、正しい・正しくないは二の次で、謝ることによって自分の優位性が損なわれることの方がなによりも恐ろしいのです。

    責任から逃れたい

    アメリカの「アイム・ソーリー・ルール」。訴訟社会のアメリカでは、事故を起こしても「謝ったら負け」となっているようです。

    ここ日本でも、そう考える人が増えているのではないでしょうか。

    謝罪をするという行為は、世間からは「自分の非を認めたも同然」とみなされます。

    謝らない人が恐れるのは、その先にある「責任」の二文字です。

    こんなことくらいで、責任なんてぜったいにとりたくない”というのが偽らざる本音。

    主張の論理が矛盾していてもおかまいなしに屁理屈攻撃、開き直り、恫喝、捨て台詞、のらりくらりとした論点ずらし、お涙ちょうだい、浪花節といった「責任逃れのあの手この手」を駆使しつつ、内心では「どうせ時間が経てば忘れるだろう」「いずれ許してもらえるだろう」といった甘い計算のもと、嵐が過ぎ去るのをひたすら待ち侘びるのです。

    責任逃れしか頭にない人は、一事が万事自己中心的な考えに終始するため、他人の気持ちには無頓着です。だからこそ恥ずかしげもなく自己中でいられるのです。

    プライドが邪魔してる

    強情でプライドが高い人は、とにかく人に頭を下げることを嫌います。

    仮に自分に非があることがわかっていても、人様の前でふんぞり返っていたい彼らは「悪いのは自分だけではない」「たいした問題ではない」として高をくくり、周囲のせい、環境のせい、果ては時代のせいといった外的要因に話をすり替えようとします。

    これは昨今の政治家たちのお家芸なので、彼らの立ち振る舞いを思い浮かべればピンとくるのではないですか?

    彼らは長いこと「自分を変えずに他人を強引に変えようとする」手法で生き延びてきたため、多少の修正では直らないと、諦めの境地にいる人も多いはず。

    年老いた政治家同様、年齢を重ねれば重ねるほど素直さをなくす人は一定数いるものですが、問題は、そこまで年齢を重ねてないうちから老害への道に舵を切ってる人たちです。

    少し前に「若き老害が増えている」というのが話題になりましたが、自分に非があっても謝らない人も同類です。

    間違った理論の上に間違った理論をどんどん上乗せして考える思考パターンが定着し、その間違いがやがて脳内では真実となり、それを繰り返すうちに心の柔軟性が失われてしまう。

    結果「自分だけは特別」というオレ様気質のできあがりという構図。

    それを若いうちからやられたら、周囲はたまったものではありません。

    謝らない人が周囲にいたら?

    以上に挙げたような特徴を持つ人がもし身近にいたら、周囲はどう接していけばいいでしょう。

    結論から言えば、このような人格は変えようがありません。自覚がない以上「反省する」こととは無縁な人なので、真面目に腹を立てていると身がもたないと思います。

    そのためふだんは極力距離を取り、どうしても譲れない大事な局面だけ「何が問題か」だけを端的に伝えるのがベストです。

    その際にはいきなりクレームをつけるのではなく、事前に相手のあらゆる言い訳を想定して、念入りに確証を集めてから反論の余地がない客観的な事実や証拠を冷静に積み重ね、嘘にほころびが生じるまで突きつけていくしかありません。

    非常に根気のいる作業ですが、周囲と協力して自分たちのいる空間を少しでも心地よいものにしていきましょう。

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