「体調悪いアピールをする人の目的ってなんだろう?」
そんな疑問が頭をよぎったので、体調悪いアピールをする人の目的についてを記事にします。
実は私の近くにそんな人がいて、ちょっとウザいと思ったので対処法についても考えてみます。
迷惑千万!かまってちゃん丸出しの体調悪いアピール
コトの経緯をざっくりと。これは趣味にしているバドミントンのできごとです。仮にAさんとしておきましょう。
練習場に来るなりため息まじりに不機嫌な表情を浮かべ、愚痴と言い訳を繰り返すのがAさんの基本パターン。体調悪いアピールが挨拶がわりという状態です。
何年間もずっとそんな調子なので、「また始まった」みたいな感じで周囲はスルー。
ところがスルーすると「無視されちゃった」と怒り出す始末で、リアクションのしようがありません。
趣味でお遊びのバドミントンだとしても、メンバーは楽しむために来ています。「さあ、これから頑張るぞ」と思ってる矢先にそんな調子でグチグチ言われ続けると、モチベーションは下がり、イラっとします。
ゲームに勝ち負けやミスはつきもの。
みんなお遊びと割り切っているので、仮に負けてもミスっても、いちいちペアに文句を言ったりはしません。
なのにゲーム中、失敗するごとにAさんは山のような言い訳を重ねます。
目が疲れてて球がよく見えなかった。スピードが早すぎてついていけない。
バドミントンのダブルスは、弱い方が相手に狙われるため、当然Aさんは狙われます。すると怒って「私を狙うな!」と対戦相手に文句を言ったり、不貞腐れた態度を取ったりします。
正論をぶつけて黙らせる
思い通りにならないからと周囲に八つ当たりなんてみっともない。さすがにこれは幼稚過ぎるし、態度が悪すぎる。
なにより場の空気が悪くなって周囲がストレスを感じる。山のような言い訳にもうんざり。
そこでド正論をぶつけてみました。それが以下のやりとりです。
自己管理くらい自分でやって。
ここに来た以上、あなたになにを言われても、ふつうにやるしかないのよ。
だってゲームを楽しむために来てるんだから。
という具合。正論すぎて返す言葉もなかったのか、そこまで言われてようやく黙ります。
自分のことしか考えられない性格ゆえ、納得して黙ったわけではなく、言い返せなかっただけでで、内心は「言われちゃった」と被害者意識を持ったに違いありません。
だとしても、そんなのはガン無視でOK。とりあえず黙らせるのが先です。
正論をぶつけるコツは、相手の言葉尻一つ一つを捉えて根気よく潰していくのがベストです。
他にも「こちらまでネガティブな気分になるから聞きたくない」と、ハッキリ伝えるのも効果的です。
ここまで言われてやっとおとなしくなりますが、しばらくするとまた同じことの繰り返し。要するに我儘なかまってちゃんということです。
こんな感じでかれこれ数年経ちます。
なのでこの方がこれ以上改善することはないだろうと、こちらも諦めているのが現状です。
その諦めが相手をさらに甘やかし、増長させる一因でもあるのですが……。
なぜ体調悪いアピールをするのだろう?
それにしても、なぜこんなにしつこく体調悪いアピールをし続けるのでしょう?
なんのメリットもないどころか、周囲からウザいと思われるデメリットしかないというのに。
そんな疑問がふと頭をよぎったので、別のメンバーにその質問をぶつけてみました。
「できない自分がイヤなんじゃない?彼女の場合、能力的な部分でみんなよりだいぶ劣るから、みんなが楽しそうにプレーする姿を見てるだけでも苦痛なのかもね」
プライドを保つため
「かわいそうな私」を盾に、勝手に拗ねて勝手にいじけて周囲に八つ当たり……。そして、山のような言い訳。
それよりも「できないならできるようになることを目指せばいい。上達すればもっとバドミントンが楽しくなる」と思うけど、それができない人・素直に教えを請うことができない人・実力もないのに中心的な立場につきたい人は、自分のプライドを守るために、言い訳の世界に逃げるしかありません。
自分の未熟さは自分がいちばんよく知っているし、向上心もない。これ以上伸びしろがないこともわかっている。みんなの足を引っ張っている。
でもそれを他人から指摘されたくない。みんなから嫌われたくない。
だから先回りして自己防衛のために山のような言い訳を用意するのです。
つまり、「言い訳の数=不健全なプライドの高さ」というわけです。
責任回避
保険がわりに言い訳を用意しておけば、責任回避ができて嫌われずにすむ、迷惑な存在だと思われなくてすむから自分のメンツを保てると信じ込んでいるのかもしれません。
根本的な問題を直視したくない人にありがちな、典型的な逃げの姿勢です。
これを見る限り、他人からの目をかなり気にして生きている、臆病な人格であることがわかります。
だからこそ有無を言わせない正論が功をなすわけです。
それにしてもたかだか遊びの場で、こんな不毛なことばかりして、本人は楽しいのかな?という疑問は残りますが……。
体調悪いアピールをする人への対処法
しつこく体調悪いアピールをする人に対して、どのように接したらいいのでしょう。
耳を塞ぎ聞こえないフリをする
上記でいくつかのポイントを記載しましたが、2歳児のイヤイヤ期と似たようなものなので基本的には何を言われてもスルーが効果的です。
チヤホヤされたい、配慮してほしい、特別扱いされたい、優しくされたい、相手の気を引きたいなど、根底にあるのは「それをしたことで得られるメリット」を期待しての行為ゆえ、無関心を貫き「いくらアピールしても無駄・メリットなし」と、本人に悟らせるしかありません。
上記の例でメリットがないことがわかったAさんは、思い通りにならず「無視されちゃったー」と、不貞腐れた態度に出ました。
でもそれは、こちらにとっては絶好のチャンス。ガツンと正論をぶつけるチャンスができたわけですから。
効果的なひとこととは?
他人からどう見られるかを気にする人だからこそ効果的なひとことがあります。
「”体調悪いアピール=自己管理もできないだらしない人”という印象を周囲に与えますよ」と示唆してみてください。
人からどう思われているのかを気にする人ほど”周囲に”とか”みんなに”という言葉に弱いので、確実に黙ります。実際これを伝えたところ、しばらくの間だけは平和になりました。
ただしそれはほんの束の間の平和で、対症療法でしかありません。
卑屈な性根の表れなので相手はそうかんたんに変わりませんし、変わることを期待しても無駄です。
それを踏まえて体調悪いアピールは、いくらやっても無駄。それどころか周囲からウザいと思われるデメリットしかないことを、相手にキッチリと理解させることと、その場の空気が悪くならないための対策のみに徹しましょう。