8月の始め、Googleが大幅な検索順位を見直すアップデートに踏み切りました。
その直後から「上がった」「下がった」「変わらなかった」と、各方面から泣き笑いの声が飛び交うこと数日が経過。今回の傾向を分析し、その後の対策を掲げるサイトもチェックしました。それらを総合的に判断して思うことを記録します。
約3割減
結論から言えばこのサイトは全く変わらず。ただしメインサイトは約3割減の被害です。
これは8月6日までのスクショです。具体的な数字は伏せますが、2日から目に見えて下がり、今も横ばい。ジャンルはこのブログと同じ、雑記系のブログです。金融系・医療・健康の分野ではありません。
圏外に飛ぶまでの壊滅的な被害はないものの、1ページ目にあったものが2ページ目に。1位だったものが5位くらいに陥落。それだけでPVがこれほど違うということは、自分のブログは検索流入によるところが大きいのだと実感します。
でも慌てなくていい
下がったのはこれで2度目。
だからそれほど慌てていません。順位はやがて必ず見直されます。いい記事さえ書いていれば、という条件付きですが。
いずれ復活する
昨年12月、医療系分野を狙い撃ちした大規模なアップデートがありました。
私の場合、それまでメインブログでいちばん読まれていた記事は、入院と手術の体験記でした。多分それまでずっと検索1位をキープしてたと思います。
それが一気に4〜5ページ目に飛ばされ、PVは一気に1/3くらいに下がりました。それまでずっと右肩上がりで来たものだから、そのショックは計りしれず。モチベーションが下がり、しばらく記事を書く気になれませんでした。
でもGoogleは、我を見捨てず。その記事は3月くらいから(3月にもアップデートはありました)徐々に順位を上げ続け、先月あたりは昨年12月に下がる前の、3倍くらいまで伸びていきました。過去最高の伸び率です。
だから今回も、確かに先月よりは下がりましたが、PVそのものは昨年12月の時点と変わらず。いや、もしかしたらそれを上回っているかもしれません。
これをわかりやすく言えば、アップデートがあるごとに「3歩進んで2歩下がる」の繰り返し。
だから年単位の長い目で見た時、全体としてはゆるやかに上昇していることになります。「慌てなくていい」というのはそんな意味からです。
上位がしょぼい
今回のアップデートで順位を上げたライバルの記事も読みました。同じ入院体験談を綴った記事ですが「えっ?これが?」と思うものが1位になってました。
文章とも言えない箇条書きの短い文面。その人にしかわからない文面です。少なくとも検索者に答えを提供するような、わかりやすい内容ではありません。
「これならまだ私の方が上」と思えたので、気持ちにゆとりができました。
やるべきことはただひとつ
ただこれはあくまでも私の場合であって、他の方に同じ理屈が当てはまるかどうかはわかりません。
しかしなんでGoogleが定期的に検索順位を見直す措置を取るのかを考えたとき、我々書き手がやるべきことはおのずと見えてきます。
Googleは、良質なコンテンツを検索者に届けたい。──それがアップデートの目的。
それなら書き手は、小難しいSEOとか小手先のことではなく、ただ良質なコンテンツをひたすら書き続ければいいということです。これは過去何度も言われ続けていることです。
このようなアップデートがあるごとにリライトを重ねたり、不要な記事を削除しながら自分のブログの見直しをするという、ごく基本的なことをコツコツと真面目にやってさえいれば、一時的な波の影響を受けても必ず復活するのではないのかと、私はそう考えています。