何事も10年やればいっちょまえ……のはずが、なかなかいっちょまえにならないのがバドミントン。昔ちょっとかじったというだけで始めたけど、ブランクが長すぎて、始めた時はほぼ初心者レベル。それでも頑張った甲斐あって、今は中級レベルになりました。
初心者でも上級者でもない中途半端な腕前を持つ私の目下の悩みは、練習場所の確保。メインに所属しているレディースチーム(地域に認定されたもの)以外で、練習場所をいくつか探したいと思ってます。
本気になって探せば、無数にあるとは思います。私が知る限りでも、○○会と名のつく同好会や地域のサークルが無数にヒットしますから。
でもそこに問い合わせることを、つい躊躇してしまうのです。
無数にあるバドミントンサークル。でも選ぶのは難しい
社会人のバドミントンサークル選びは本当に難しく、私が見る限りでは「ムラ社会」そのもの。とても閉鎖的です。「この人はOKだけど、この人はダメ」みたいに、誰が来てもいい場所ではないところがけっこうあります。
試合を目指すためという目的のもと、「若い人を中心にバリバリの上級者ばかりで固めたい」という基本が最初からあるなら、それはそれで納得します。
主催者側にラケットも持ったことがないような、全くの初心者を教える度量がないから「そういう人はちょっと遠慮して」というのも理解できます。
選んではいけないサークル
でも全くのお楽しみで試合に出るつもりもなく、若くもなく、腕もさほどでもないような人が、「この人はいいけどこの人はダメ」みたいに、これといった明確な規定もなく、気まぐれでより好みをする、中途半端なサークルが実際にはいくつもあります。
その中でも特にタチが悪いのは、断る理由を「気まぐれなより好み」ではバツが悪いという理由で、あとづけで難癖をつけたりする陰険な方法を取るサークル。断られる側の気持ちを考えたことがないのかしら?
私が見る限り、そういうところは例外なく存続できなくなってますけど。
一度断られた人は、そんな嫌な思いまでして二度とそこには行きません。頭を下げてでも「行かせてくれ」とは間違っても言いません。むしろ「たいして上手くもないのに、あんな感じの悪いところには二度と行きたくない。もっと良い所を探そう」と思うはずです。
中にいる人だって気軽に友達を誘えなくなるから、徐々に新規の人は来なくなります。
しばらくはそれで持つかもしれないけど、メンバーだってだんだん年をとります。当然動けなくなって腕はどんどん落ちていき、そうこうしているうちに自分のことだけでなく、家族の介護といった問題も勃発します。
その時になって慌てて新規募集をかけても、それまでの評判が災いして「あんな感じの悪いところは絶対にイヤ」となるのがオチです。
このように長くやっているというだけで、中身もないのに限って変なプライドを持ち合わせているのが多いから、サークルを探す時には十分な注意が必要なのです。
最後に
サークルを選ぶ側は、試合かお楽しみかというように、「自分は何を目標にしているのか」を明確にした上で探すのが大切です。あとはどんな人がそこにいるかのチェックもだいじです。「類は友を呼ぶ」って言いますからね。
また年齢層が高めのところは避けた方が無難です。老害が幅をきかせる典型的ムラ社会そのものですから。
そして会を運営する側には、自分たちが中途半端な腕前なら、まして年を取っているならなおさら、それをしっかり自覚して「人をより好みできる立場じゃない」ということを肝に命じておけと言いたいです。
ただひとつ言えるのは、長く続いて栄えているところは例外なく運営者が温和です。「来るもの拒まず」という姿勢が見られるサークルは、誰にとっても本当に居心地がいいですよ。私もこれからは、そんなところを数多く探していこうと思ってます。