「マウントを取られた、自慢された」と感じたら? 

    • URLをコピーしました!

    マウントを取る人、友だちのフリをして見下してくる人、口さえ開けば自慢話オンリーの人は、付き合うだけ時間の無駄。

    人生は驚くほど短いので、自分の心の平穏を保つため、速攻で縁を切るよう心がけています。

    そんな私の目にとまったのが以下の記事。

    内容は、幼馴染(実はフレネミー)からマウンィングされたというものです。

    「カスみたいな仕事」「生活保護とあんまり変わらん」

    Contents

    弱さを隠すためのマウント行為  

    先の例で言えば、幼馴染の甘えを差し引いたとしても、典型的人間偏差値が低い人のテンプレそのままを地で行くタイプ。

    いくら友だちでも、超えてはいけない線というのはあるものですが、どうやら他者への共感力は皆無で「マウントや自慢話が相手を不愉快にさせる」ことにまで考えが及ばず、それどころか常に見下す相手を探して「自分が上だ」と確認して安心を得たい、承認欲求を満たしたい気持ちでいっぱいの人らしいです。

    早い話が不健全な自己愛の塊。

    これは「マウントをとらないと、自慢してないと死んじゃう病」の重篤患者にありがちな症状で、残念ながら現代の医学では、効果的な治療法はありません。 

    人を見下す感情は伝わるもの 

    ここまで露骨なのは珍しいにせよ、いますよね、似たような属性の人。私も過去に何度か遭遇したことがあります。

    私の場合は、露骨な「自慢してます、マウントをとってます」というていを避けるためなのか、マウントをマウントとは思わせない、自慢を自慢に感じさせない話術を巧みに駆使してくるケースがほとんどでした。

    だからその時はピンとこなくて、後からよくよく考えてみたら「あれってマウントだったのかな?もしかして自慢?」みたいな、不快なモヤモヤだけが残るという感じ。

    どんなに己の「いい人仮面」が崩れないよう何重ものオブラートにくるんだ遠回しな言い方をしても、内から滲み出てくる一方的な尺度で勝手に他人をジャッジする傲慢さとか、悪意を持って見下す感情というのはしっかり伝わるものですね。だからモヤモヤするわけで。  

    でも大人のいいところは、友だちを選べること。

    「こういう人は一定数いるもの」と割り切り、ある程度の距離を取ると、しばらくすれば相手のことなんて忘れてしまう。さらに、もっと時間が経つと「なんであのとき怒ってたんだろう?」くらいに思えちゃう。

    人間は忘れる生きもの

    ある一定の時間が経過すれば、「今はどうでもいいことが、過去の自分にとってはそうではなくて、だからこそコンプレックスを刺激されたと感じたてムッとしたのかな?」という具合に、過去の自分のこだわりが、もう一つの別の目でしっかり見えてきます。

    だから他の人には生暖かい目で聞き流せるどうでもいいようなことが、当時の私にはカチンときた。

    そう、どうしても譲れないこだわりというのは、人によってさまざまです。

    置かれた状況や時期、その時の精神状態なども影響します。

    そこで思い出したエピソードを以下に書きます。 

    子どもの合格が気に入らない?  

    同級生の子どもたちが、地域でも有名な進学校に合格したというお祝いの会があったときのこと。たしか10人くらい集まったのかな?

    みな結婚の時期も重なってたこともあり、子どもたちの年も同じ、偶然受かった学校も同じという感じ。

    出席者は子どものいない人もいたし、独身の人もいたけど、「みんな親に似ず優秀だねー。今日は楽しくお祝いしようよ」というノリで、それはそれは和やかなスタートとなりました。

    時間が経つと見えてくるものがある  

    そんな中、突然黙り込んで不愉快そうな態度丸出しの人がいました。A子としておきましょう。

    後でなぜ不愉快そうにしていたのかを尋ねたところ、「有名校に合格してはしゃぎまくって自慢しまくりのB子にむかついた」とのこと。

    確かに嬉しそうにはしていたけど、特別自慢というほどではないと感じた私はこう言いました。 

    蒼 じゅりあ

    えっ?そうかな?
    でもみんなで合格を祝う席なんだから、別にいいんじゃね?
    それだけ嬉しかったってことでしょ!  

    A子にしてみれば私が同調してくれないことも不服だったようで、しばらくゴチャゴチャ言ってましたが、こちらが取り合わないでいたら、やがてその話はしなくなりました。 

    それにしても、なぜA子はあのときあんなに怒ったのでしょう? 

    A子にも子どもはいるけど、年齢が違うから受験組とは無関係なのに…

    その答えは後にわかりました。

    同じ土俵にいれば勝ち負けが気になる 

    A子は当時、よそに愛人を作ったご主人との不仲で悩んでいたようです。

    それに対し、目の前ではしゃいでいたB子は、同級生と結婚。それがまた学年でもピカイチのモテ男でしっかり稼いでくる理想の男。子どもができたらできたで有名進学校に行く合格する優秀な子。

    傍目から見る限り人生で挫折というものを知らない、絵に描いたような日向の道を歩んでいると映るB子。当時のA子には妬ましかったのでしょう。

    最初から「私は私」と割り切れば、相手とは違う土俵にいれば、いくら他人の幸せを見せつけられてもノーダメージなのに。 

    マウントされた、自慢されたと感じたら? 

    最後にまとめます。

    先に挙げたブログ主のような、明らかな悪意に対しては怒って当然。かつ、毅然とした態度で言い返すなり、距離を取るなどして関わりをなくすのはもちろんです。

    でも「アイツ、ムカつく」と、それで終わりにするのではなく、心にふと余裕ができたとき、「あのとき怒っていた自分」との対話も必要です。

    「なんであんなことで怒っていたんだろう?」と思えたらしめたもの。相手とは違うステージに自分が昇格した証なのですから。

    ついで言えば、いつまでも同じネタで自慢話を繰り返す人やマウントばかりする人は、ずっと同じステージに居続けている証。そんなときにはひとことこう言ってさしあげましょう。

    蒼 じゅりあ

    まだ同じことを延々と言い続けなきゃならないほど、アナタ、人生に消耗してるの?

    この記事が気に入ったら
    いいね または フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!
    Contents