ミスするごとにいちいち言い訳する人が近くにいると、イライラしませんか?
どこからどう見ても自分のミスなのに、自分は悪くないと何かのせいにして、山のような言い訳をする人を黙らせるにはどうしたらいいでしょうか?
言い訳する理由・心理・特徴
理由
場の中心でいたい、特別扱いされたい。でも肝心の実力がない
自分のプライドを守るために言い訳ばかりする人は、ほぼこれに該当します。
自分を守るための言い訳
特徴
プライドが高くて負けず嫌い。一方で人の目を異常に気にする小心者。
その埋め合わせが言い訳です。
それなら実力をつければいいだろうとなるのですが、ここでもやはりプライドが邪魔して、人からのアドバイスや忠告を素直に受け入れようとしません。
次にまた同じミスをしないためのアドバイスをしても、「あなたから言われたくない」とばかり、「でもあのときはたまたま…」「だって○◯だから」と、山のような言い訳をして自分は悪くないアピールをします。
かと思えば「そんなこと、どうせ私にはできません!」と、開き直って逆ギレしたり。
「でも、だって、どうせ」のフレーズをずっと聞かされるこちらのストレスなどまったくおかまいなし。
心理
実力のなさを誰よりも自分がいちばんよくわかっていて、アドバイスをアドバイスとは受け止められず、逆にコンプレックスを刺激されたような気分になり、ミスに対する非難・攻撃と捉えるのです。
つまり言い訳は、「弱い自分を守るための武器」という位置付けです。
言い訳をしている限り、自分は責任を取らなくてすむ、自分が悪いことにはならない、責められずにすむ、嫌われずにすむ、みたいな心理が根底にあるようです。
言い訳がましい人への対策
筆者のストレスの元になっている言い訳がましい人についての記事を、これまでにもいくつか書いてきました。
その人物は、ストレス発散を兼ねたスポーツの場にいます。楽しむための趣味の場にこういう人がいること自体、納得いかない気分です。
少しくらいならがまんできます。でも言い訳の頻度と数が尋常ではないので、どう対処したらいいものかとずっと考え、いくつか実践してきました。次項でそれをご紹介します。
言い訳はパターン化している
まずは言い訳パターンの特徴を把握することから始めました。
ずっと彼女を見てきた結果、言い訳がパターン化していることに気づきました。
ミスするごとに同じ言い訳ばかりを繰り返すのは、こちらにとってはむしろチャンス。「これを言ったらこう言い返そう」という対策が取りやすくなります。
- 「足が痛くて動けない」
- 「始まったばかりだから体が動かない」
- 「疲れてるからもう嫌だ」
言ってることは毎回同じなので、それらに対し、ひとつひとつの言い訳を根気よく潰していきました。
- 「スポーツをすれば疲れるのは当たり前。疲れるのが嫌ならやらなければいいのでは?」
- 「毎回足が痛いのね。自己管理も満足にできないの?」
- 「この時間からスタートするのがわかってるなら、すぐに動けるように準備運動くらいしてくれば?」
なぜパターン化するかと言えば、その場をしのぐことだけで精一杯で、自分が毎回同じパターンを繰り返していることに気づいてないからです。それだけ余裕がないのでしょう。
パターン化を利用する
だからこそ効果的なひとことは「毎回同じことを言ってる」とか「また?」みたいな返し方です。
言い訳がましい人は自己防衛機能が高く、人からどう思われるかを異常に気にします。相手に見透かされているとわかれば、「このネタはもう使えない」となり、次から同じ言い訳ができなくなります。
言い訳癖は治らない
でもそれで言い訳癖がおさまるわけではありません。しばらくすると別の言い訳を考えてきます。
相手は常日頃「どうやったらミスの責任から逃げられるか」ばかりを考えているから「失敗したときの言い訳に使えそうな外的要因」探しに明け暮れているようです。
一例ですが、2週間前にこんなことがありました。
ゲーム中に足がもつれて転びました。それを理由に1週間経っても10日経っても「転ぶのが怖いから動きたくない」みたいなことを平気で言い出し、「無理して動けばもうできなくなる」みたいな、とんでもない言い訳を繰り返します。
元々動きが鈍く、「無理して動く」どころかごくふつうの動きさえしたことがないので、このとんでもない言い分にはびっくり。
このように、一事が万事こんな調子です。
言い訳癖は人格的な問題が大きく影響するため「これが絶対!」という対策は見つかっていません。しかしやることは同じです。
こちらが諦めたら本来楽しいはずの趣味の場が台無しになるので、
言い訳ばかりする人への対策
- 言い訳をしたら矛盾点を一つ一つ潰していく
- 言い訳させないよう、先回りして潰しておく
- それを根気よく繰り返すことで「この人には自分の稚拙な言い訳が通じない」とわからせる
- 言い訳してもまともに取り合わない
今のところはこの対策でしのいでいます。
時には厳しめに突き放すことも必要
言い訳ばかりして、本人は楽しいのかな?
彼女を見ているといつもそう感じます。
仕事とは違うお遊びの趣味なら、そこまでしてやる必要はありません。
特にスポーツはセンスも含めた向き不向きや俊敏さ、上達するための興味と熱意が求められます。
彼女の根本には他のメンバーに比べて自分が劣っているというコンプレックスと、その差を埋め合わせるだけの熱意もなく、あるのは「上手な人が下手な私に合わせて」という甘えと逃げだけ。
でもそれは根本的に違うんですよね。自分本位な考え方です。
上級者だっていきなり上級者になったわけではないし、そこに至るまでには数えきれないくらいの失敗と向き合い、試行錯誤を重ねてきたのです。
その失敗に向き合いたくないなら自分のレベルに合う場所、もしくは自分に合った趣味を彼女自身が探すのが筋ってものです。
あまりに身勝手なことばかり言うようなら、そういったことをハッキリ伝えてみるのも一つの手です。