Essay

闇が深い秀岳館サッカー部。コーチの暴行と段原監督の暴言

炎上を加速させる悪手な対応の見本が熊本の秀岳館高校サッカー部コーチによる暴行事件。学校でのいじめ事件や部活でのパワハラ等が表面化したとき、周囲の大人たちが真摯に対応することなく「隠蔽して揉み消してしまおう」という行動をしたために、事態が修復不可能となってしまった好例です。

彼らはどうやって火に油を注いだのか。あまりにもひどすぎるのでこれまでの経緯をまとめます。

熊本のサッカー強豪・秀岳館高校暴行事件の経緯

  • 4月20日(水)
    熊本のサッカー強豪校「秀岳館高校」サッカー部のコーチが部員に対して殴る、蹴るの暴行動画が流出

  • 21日(木)
    暴行以外の闇深さが浮き彫りになる

  • 22日(金)・朝
    段原監督動画を投稿した生徒を脅す
    朝のミーティングで「お前らは加害者だ」と動画を撮影した部員を脅す。その時の音声が25日、スッキリ生出演直後に流出する。
  • 22日(金)・夕
    秀岳館高校サッカー部員11名による動画を投稿
    「世間を騒がせた」と謝罪

    「騒がせたのはコーチだろ」「生徒を矢面に立たせる学校」など炎上がさらに加速する。どう考えても一人づつ名前を名乗り顔出しして謝罪するなど学校からなんらかの圧力があったとしか考えられない。まるでSMAPの謝罪動画みたいで痛々しい。

  • 23日(土)
    謝罪動画を削除
    「結果的に学校や監督、コーチに対して迷惑がかかる形になった」との削除理由に対し「学校側からの圧力では?」という憶測が広がる。
  • 25日(月)
    段原一詞監督スッキリに出演
    騒動について殊勝な顔で釈明。「これまで暴力事件は一度もなかった」と説明した上で「責任はすべてわれわれ大人にあります」と謝罪。今後については涙ながらに再発防止を誓うも「コーチたちの力が必要」と、コーチ擁護ともとれる発言や、暴行よりも生徒がSNSに暴行の証拠動画を上げた事の方が問題のような発言(ネットリテラシーの再教育)を繰り返す。暴行を受けた生徒を心配する言葉は最後まで一言もなかった。がんばって出した涙が白々しい。

  • 25日(月)
    暴力を告発した生徒への脅迫音声(22日・朝)が流出「仲間の弁護士と訴えるぞ」
    「スッキリ出演で全国に顔晒してからの音声公開は有能すぎる」など、証拠の音声を残した生徒たちの危機管理能力の高さに賞賛の声続出。これにより「自称・完全な被害者」が盛大に自爆。泣き虫先生を演じたあの茶番はなんだったんでしょう?今後、録音した生徒に脅迫まがいの圧力が加わらないことを祈るのみ。

  • 秀岳館高校が問題の音声について地元紙の取材に答える

    「動画投稿の部員は加害者」 SNSに監督音声か 秀岳館高サッカー部

    学校側は「断定はできないが、たぶん監督の声だろう」と説明した。
    〜中略〜
    段原監督は熊日の取材に対し、自らの発言かどうかは明言せず、「記憶にないということじゃない。いろんなことをしゃべっている。どんな所でどんなことをしゃべったのか確認中」「否定とも肯定ともしないということではない。僕のものであるかどうかも分からない」などと述べた

  • 25日(月)
    「嫌なことやつらいことがあったら、誰でもいいから相談して、1人で悩まないで」と呼びかける
  • 26日(火)
    音声の流出により仕方なく部員への“暴言”認める

    学校では、今回の動画SNS投稿による騒動を受けて、5月10日に警察による生徒へのSNS講習会を行う予定でいる。

    最初はとぼけていたが渋々認めた。ダサっ。しかし監督の発言は脅迫罪にも匹敵するのに、謝罪のみというのは納得いかない。こうなってもなお、警察を使って生徒に対しSNS講習会を行うとつもりと言ってるあたり、どうやらこの自称パーフェクト被害者は逆恨みをしているようで、コトの本質などまったくわかってない模様。SNSにアップしたのはどうにもならない現状に対する生徒たちのSOSだとなぜわからないのだろう?

  • 26〜27日(水)
    古嶋コーチは書類送検・保護者への説明

相談するときの注意点

声をあげてももみ消されるかパワハラしかされない可能性があるので

  • 録音・録画の準備をしておく
  • 複数人で多くの証拠を集める
  • 証拠を掴んだら学校ではなく警察・マスコミ・文科省へ

なお事件から現時点まで、校長をはじめとする学校のトップは「捜査継続中」を理由に沈黙を貫いている状態です。闇深すぎ。

あまりにもお粗末な嘘松

ここまでが記事執筆時点での展開です。

まず段原監督について。運動部に自浄作用はないとはいえこんな子ども騙しのような稚拙な言い逃れで、ノコノコテレビに出てきて世間が納得するとでも思ったのでしょうか?

やることなすこといかにも脳筋というか…。「SNSでガキどもにバラされた!おちょくられた!だったら俺らは全国ネットのテレビを使ってやるぜ!」みたいな幼稚な発想しか感じられず、虫唾が走る思いでした。結果自爆でしたけど。

次に学校の対応について。順番逆じゃないですか?まずすべきは生徒・保護者への説明。でもこうして時系列で見ると、それが最後になっている。

動画・音声取った生徒たち。ブラボーです。これまで泣き寝入りしてきたパワハラ被害者たちに希望の光を当てました。

サッカーが好きで、将来はサッカーで身を立てたい、そのために力をつけたいと夢みた子どもたちに対して、権力を利用して力づくで思い通りにしようとしたその不誠実な行為が、どれほど罪深いものかを、関係者は思い知ってほしいです。そのためには解体・改革して全ての膿を出し切ること。そうでなければこの学校の負の連鎖は永遠に続くでしょう。

なお、スッキリはその後もダンマリを決め込んでいます。それに対する批判も続出しています。

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蒼 じゅりあ
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