新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、新学期を迎え今週から小中学校の入学式・始業式が執り行われます。
ここ数日、私のもとに小学校教師をしている友人から不安な胸のうちを綴るLINEが立て続けに送られています。
現場教師の不安な声
4月3日に送られてきたのは以下。
入学式の予定が4月6日に対して、4月3日までどうなるのか決まってない状態。対策の遅さが浮き彫りですね。動かざること山の如し。今まで何をしてたのかしら?
小池都知事は早々と都立高校の休校をゴールデンウイーク明けと決めて、都内の小中学校もできればそうしてほしいという要請をしているのにこの仕事の遅さ。
でも無事に休校は決まったようです。ただし4月10日まで。
数日だけ休校を延長しただけのことに、なんの意味があるのでしょう。数日経てばコロナ騒動は収束するのでしょうか。
そして昨日はこんなLINEが送られてきました。
何をもって万全と言えるのか?
どの学校でも判で押したように「万全の安全対策を講じています」と言ってます。でも”万全の対策”とはなんでしょう?
まだ全体像がはっきり見えてこない新型コロナウイルス。現在わかってきたデータを頼りに対策を講じているだけなのに、”万全”と言い切れる根拠を逆に聞きたいです。
人が集まることそのものが危険なのに、大人数を一箇所に集めてどこが”万全の対策”と言えるのでしょうか。ライブハウスの事例を忘れたのでしょうか。
「今がギリギリの瀬戸際。大規模イベントは自粛して」といいながら、入学式・始業式という大規模イベントは敢行するというこの矛盾。
また「高校生は電車に乗って通学するけど小中学校は歩いて通学するから大丈夫」と言ってる政治家もいました。残念ながら教職員は車通勤が許されないので、友人は公共の乗り物で通ってます。それでも大丈夫なのでしょうか。
次の項では市内の保護者の声もご紹介します。
不安に怯える保護者の声
また休校中にも一日だけ登校日が設けられているそうです。その理由は「子供たちのストレス発散のため」。
「教育委員会はアホしかいないのでしょうか?」と苦笑いしてました。
本当の安全を第一に考えて
このように保護者はもちろん現場の教師も恐怖に怯えながら式典に臨む状態で、果たして入学式や始業式は本当に必要なのでしょうか?
平常時ではなく今は非常時です。「今までずっとやってきたことだからやる」という前提ではなく、現場にいる人たち・その人たちを取り巻く人たちすべての命を守ることを最優先に考えてほしいものです。

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