Diary

【西八王子】手打蕎麦処 蕎酔庵 いっこう〜まさに「オンリーワンの蕎麦」

【西八王子】手打蕎麦処 蕎酔庵 いっこう〜まさに「オンリーワンの蕎麦」

JR西八王子駅から徒歩15分、静かな住宅地に知る人ぞ知る、手打ち蕎麦の名店があります。店の名前は手打蕎麦処 蕎酔庵 いっこう。

「いっこう」とは、店主・柴崎一紘さんの名前を別の読み方にして店名にしたもの。

上場一部の企業に勤務。長年生産技術の第一線で国内外で活躍した後、そば好きが高じて58才で脱サラ。そば打ちの猛勉強を重ねた後、自宅の一部を改装して店を開いたのが今から13年前。

それ以来、いっこうでしか食べられない「オンリーワンの蕎麦」は静かに、そして確実に蕎麦好きファンを魅了していきました。

いっこうの外観


写真のとおり、大きな看板があるわけでもなく、「いっこう」と書かれた手作りらしき小さな木のプレートだけを掲げてある入り口。遠方から車で来店する人は、うっかり見過ごしてしまいそうなほど、ひっそりと掲げられています。

こちらはお品書き。料金設定は良心的です。

店の入り口脇には季節の紫陽花が。店主の奥さんは「今、(近くの)日吉神社の紫陽花もキレイだから、ついでに見て行って」なんて人懐っこい笑顔で声をかけてくれました。

こんなやり取り一つ取っても、蕎麦が好きだけど、蕎麦を愛する人はもっと好きという、いっこうのもてなしはそんなところから始まっているように感じます。

店内の様子

ご主人手書きのひょうたんの絵が描かれた暖簾をくぐると…。

明かり採りの窓と間接照明が、幻想的な雰囲気を作り出しています。この薄暗い空間が、日常の喧騒を忘れさせてくれます。

写真には6人がけの大きなテーブルが写っていますが、この他に二人がけのテーブルが2つあります。計10席ほどしかない狭い店内。入り口を入って右手にある出窓には、ご主人手作りの陶器が飾られています。

どれもこれも全てご主人の手作り。商売っ気抜きで趣味を楽しむ姿勢をダイレクトに感じます。奥さん曰く、「商売は下手なので…」というのも頷けます。

いっこうのオススメ料理は?

焼き味噌

香ばしくて風味豊かな焼き味噌。焼くことで西京粒味噌がカリッとした食感が絶品。胡桃、ミョウガ、ネギなどの風味が舌の中で広がります。こちらは550円。

かき揚げ天せいろ

天せいろ──男性の握りこぶし大くらいある超ジャンボなかき揚げ天ぷらとせいろ蕎麦のセット・1300円。

このかき揚げをもう一つ頼もうとしたら、店の奥さんに「やめておけ」と止められました(笑い)

二人でシェアするくらいがちょうど良いです。

こちらは天せいろのお蕎麦の方です。出された時に思わず「美しい」と思ったのでパチリ。お蕎麦まで芸術品に見えます。

三種盛り

十割、せいろ、手挽きの三種の蕎麦が楽しめます。限定メニューなので早めの時間に行かないと食べられない逸品。1100円です。

まずは汁をつけずにそれぞれの蕎麦を味わってみることに。

この中でいちばん好きなのは十割蕎麦。通常の十割蕎麦はポロポロと崩れる印象がありますが、いっこうの十割蕎麦はしっかりとした食感。それでいてのどごしが良い。噛めば噛むほど蕎麦の風味と甘みをダイレクトに感じさせてくれる、本当に美味しい蕎麦です。

日によって使用する蕎麦粉は異なるので、同じメニューを頼んでもその時々で、オンリーワンの新しい発見があるのも嬉しいところ。多くのお客さんがこの三種盛りを目当てに足を運ぶのも頷けます。

「職人のこだわり」という陳腐な言葉では語り尽くせない、もはや蕎麦マニアともいうべき、いっこうのオンリーワンの蕎麦。ここまで好きなことにのめり込める人がどこか羨ましいとさえ思いました。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

手打蕎麦処 蕎酔庵 いっこう詳細データ

住所東京都八王子市日吉町8-16  大きな地図で見る
電話番号042-662-0792
営業時間[昼]11:30~14:30
[夜]17:30~20:30(要予約)
休日毎週火・水・木
禁煙・喫煙店内完全禁煙
駐車場2台分

オマケ

近くにある日吉神社のアジサイです。

ABOUT ME
蒼 じゅりあ
蒼 じゅりあ
サイト名の「Un Jour」とは、フランス語で「ある一日」という意味です。日々の記録・エッセイをまったりと綴っていきます。